アワビ、サザエの種苗放流レポート ―JF京都の取り組み―

このコラムは、京都府漁業協同組合(JF京都)の公式Facebookに投稿されたレポートです。

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JF京都では、アワビ、サザエの種苗放流を行っています。

サザエの種苗(稚貝)

「アワビ、サザエの種苗」という言葉は聞きなれないかと思いますが、本組合では、アワビ、サザエを増やそうと、栽培漁業センターで生産されたアワビやサザエの子どもである稚貝(これを種苗と呼んでいます)を入手し、漁業者の手で、毎年放流しています。

アワビの種苗(稚貝)放流

写真にはあまり見慣れないきれいな青緑色の貝が映っていますが、これがアワビの稚貝です。
放流されるアワビの稚貝は、ある程度の大きさに育つまで栄養価の高い飼料で育成されるため、このような色になると言われています。

美しい青緑色のアワビの種苗(稚貝)

稚貝はどれも数センチととても小さいですが、2~4年の歳月をかけて水揚げできるサイズに成長します。
この青緑色は、成長しても木の年輪のように残るので、貝を見られる機会があれば、そこにも注目してみてください。

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