第31回全国青年・女性漁業者交流大会を開催 農林水産大臣賞ほか各賞を決定

JF全漁連は3月5日、6日の2日間、都内のAP日本橋で「第31回全国青年・女性漁業者交流大会」(協賛:JF全国女性連・全国漁青連、後援:農林水産省ほか)を開催し、農林水産大臣賞、水産庁長官賞などの各賞を決定しました。

漁業関係者で会場は満席に

全国青年・女性漁業者交流大会とは

年に一度開催する交流大会は、全国の青年・女性漁業者が日頃の研究・実践活動の成果を発表する場であるとともに、参加者間の交流により知識や情報を共有・進化させることで、水産業・漁村の発展と活性化に資することを目的としています。
また、水産業・漁村の発展・活性化のための技術・知識などを研鑽する場でもあるため、業界では「漁師の甲子園」とも呼ばれています。
本大会は農林水産祭参加表彰行事でもあり、農林水産大臣賞受賞者は、次年度の農林水産祭天皇杯などの候補になります。

参加者は日頃の研究・実践活動の成果を発表

1日目は5部門に分かれて発表

2日間のうち初日は、全国各地からエントリーした漁業者たちが、①資源管理・資源増殖部門、②漁業経営改善部門、③流通・消費拡大部門、④地域活性化部門、⑤多面的機能・環境保全部門の5つの部門に分かれて発表を行い、各部門で3人の専門家が審査委員として審査を行いました。
各部門の会場では、審査委員をはじめ、発表に来場者が真剣に耳を傾ける姿があり、具体的な質問と応答も飛び交いました。

各分科会での発表模様

2日目は各部門の講評と農林水産大臣賞受賞作品の発表・表彰

2日目は各部門の審査委員から農林水産大臣賞が発表され、併せて講評が述べられました。
続いて、農林水産大臣賞の5部門の受賞者が登壇し、受賞した取り組みについて改めて発表しました。

農林水産大臣賞受賞作品の研究・実践活動を発表する受賞者

農林水産大臣賞に選ばれたのは以下の皆さんです(敬称略)。

【第1分科会 資源管理・資源増殖部門】
「持続可能なふぐ延縄漁業を目指して ―トラフグの操業管理と種苗放流の取組―」
伊勢湾口地区ふぐ延縄協議会

【第2分科会 漁業経営改善部門】
「錦江湾から世界へ ~魚づくりと人づくりが支える輸出競争力~ 」
有限会社田村水産 田村洋平

【第3分科会 流通・消費拡大部門】
「新米漁師の挑戦と軌跡 ―安宅漁港から広がる“魚の魅力”―」
石川県漁業協同組合小松支所 港の直売所 中島睦美

【第4分科会 地域活性化部門】
「ゼロから始めたカキ小屋経営 ~糸島市に新たな食文化と地域雇用を生み出すまでの軌跡~」
糸島漁業協同組合 カキ養殖部会

【第5分科会 多面的機能・環境保全部門】
「思考型漁業体験で切り拓く水産業の未来 ~私たちの新たなる挑戦~」
内浦漁業協同組合 青壮年部

各部門の農林水産大臣賞受賞者

審査委員長をつとめた東京海洋大学の馬場治名誉教授は「本大会で発表を聞くたびに、皆さまの活動に対する努力と強い思いから元気をもらっている。ただ、メディアには大会で発表される地道な活動が取り上げられにくい。インバウンド需要でも特に期待値の高い日本の海鮮料理は、魚種の豊富さと鮮度感が特徴であり、それらは主に沿岸漁業者が漁獲している。皆さまの努力をより実りあるものにするため、国民の理解が深まることを期待する」と大会を総括しました。

講評を述べる馬場審査委員長

全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会最優秀賞作品の発表

全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会で最優秀賞を受賞した愛媛県立宇和島水産高校の生徒さんが受賞作品の「父のハマチを世界へ」を発表しました。

愛媛県立宇和島水産高校の生徒による受賞内容が発表

各賞発表&表彰式

最後に農林水産大臣賞のほか、水産庁長官賞、農林中央金庫理事長賞など各賞が発表され、各賞受賞者の代表者に表彰状が贈呈され、2日間にわたる交流大会は幕を下ろしました。

各分科会の代表者に各賞の表彰状を贈呈

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▶全国青年・女性漁業者交流大会の特設ページはこちら

  • JF全漁連編集部

    漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebook

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