組合学校で第85期卒業式開催 3人が学び舎巣立つ

全国漁業協同組合学校(以下、組合学校)は3月11日、第85期卒業式を開催しました。坂本雅信校長(JF全漁連会長)のほか、来賓の永田祥久水産庁漁政部水産経営課長、佐藤重史農林中央金庫JFマリンバンク部長、講師らが見守るなか、3人の学生全員が卒業しました。

全国漁業協同組合学校の第85期卒業生

千葉県柏市にある組合学校は、「協同組合精神を持った漁協職員を養成すること」を目的としたJFグループ唯一の教育機関です。
1年間の在学期間中、同期生とともに寮生活を送りながら、協同組合論をはじめ漁協の事業や実務の習得、資格の取得など、JFグループ職員として必要な基礎を学びます。
また座学にとどまらず、各地の漁協や関係各所での見学研修・実習なども行い、将来の漁協を担う若きリーダーとして幅広いカリキュラムで専門的な知見を体得していきます。

本年度は3人がJF職員に内定し、学び舎を巣立っていきました。
松坂帆高さん(北海道・JF沙留内定)
新山大地さん(北海道・JF佐呂間内定)
上村智晴さん(兵庫県・JF坊勢復職)

卒業生3人と職員との記念撮影

【Sakanadia記事での組合学校の2024年度活動紹介】
▶漁村・水産業の若きリーダーとなる3人が入学 組合学校2024年度 第85期 入学式
▶組合学校がJF全漁連トップセミナーを開催、学生ら漁業の最前線を学ぶ 

卒業式では、卒業証書授与、賞状授与後、坂本校長が告辞を述べ、「協同組合は、人と人とのつながりを大切にする組織です。浜と漁協をけん引するリーダーとして活躍してください」と卒業生にエールを送りました。

卒業証書を授与する坂本校長

卒業生を代表して、答辞を述べた新山さんは、1年間の学生生活について「直接肌で感じ学べた見学研修では、沢山の知識を得ることができ、寮生活では、本当の兄弟のように思いながら過ごす中で仲間の大切さだけでなく協力し合うことの必要性に気づくことができ、全員で過ごした日々は、私達にとってかけがえのないものとなりました」と振り返りました。その上で、支えてくれた先生方、関係団体への謝辞を述べ、「漁村・水産業を明るい未来へと切り拓いていく漁協職員となることを目指します」と締めくくりました。

答辞を述べる第85期卒業生代表の新山さん

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  • JF全漁連編集部

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