全国トップの養殖カンパチの生産量を誇るJF垂水市鹿児島県垂水市(たるみずし)に本所を置く垂水市漁業協同組合(JF垂水市)の地先は、錦江湾という暖かい海水が流れる静穏域で、1980年代後半までハマチやブリの養殖が盛んに行われていました。しかし、1982025.10.31水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
新たな水産資源として特定外来生物「アメリカナマズ」を活用するJF霞ヶ浦茨城県南東に位置する霞ヶ浦は、西浦、北浦(鰐川を含む)、常陸利根川(北利根川、外浪(そとな)逆浦(さかうら)、常陸川)の総称であり、湖の面積は220㎢と琵琶湖に次ぐ広さを誇ります。 西浦や北浦では、わ2025.9.17水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
ガンガゼ駆除で藻場を守るJF佐賀げんかい青壮年部の取り組み佐賀玄海漁業協同組合(JF佐賀げんかい)は2012年、8つの漁協が合併して誕生しました。水産資源が豊富な玄界灘は釣り、延縄、小型底びき網、船びき網、カキ養殖などのほか、海士(あま)漁も盛んです。海士漁2025.8.29古江晋也(ふるえ しんや)
ガンガゼの商品開発に取り組んだJF山口長門女性部近年、山口県長門市の漁港内では海水温の上昇などの海洋環境の変化を受け、南方系のガンガゼが増加するようになりました。ガンガゼはウニの一種ですが、他のウニと比べ、食欲が旺盛であることから、磯焼けの原因の一2025.7.31水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
低利用魚や未利用部位を商品化する「エコフィッシュ宮崎」の取り組み宮崎県の漁業はカツオの一本釣り、マグロの延縄、定置網などが中心です。ただ最近は海水温の上昇などの影響を受け、これまでよりも漁獲時期や旬の時期がズレているそうです。このことは魚価の低下や、漁業関係者の収2025.7.11水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
「地産地消」に力を入れるJFやまがた由良水産加工場の取り組み山形県漁業協同組合(以下、JFやまがた)の由良水産加工場(以下、加工場、所在地:鶴岡市)は、地元の庄内浜で水揚げされた魚介類を使って、真いかの塩辛や一夜干し、真鯛や口細カレイの一夜干しなどを製造してい2025.6.18水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
未利用魚を缶詰にしたJF福島漁連の取り組み近年、これまであまり食べられることがなかった未利用魚を活用する動きが広まりつつあります。その背景には、地域の新たな名産品の開発、漁業者の所得向上などがありますが、やはり、「漁獲した魚をムダにしない」と2025.4.11水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
里海づくりの場に生まれ変わった日本最大級の運河 ーJF兵庫の「里海づくり」の取り組みー神戸市兵庫区にある兵庫運河(新川運河、兵庫運河、兵庫運河支線、苅藻島運河、新湊川運河で構成)は水面積約 34 ヘクタール、全長約 6.5 ㎞もある日本最大級の運河です。運河が建設されたきっかけは、和田2025.1.14水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
環境変化に直面する浜名湖とJF浜名雄踏支所の今静岡県西部地域に位置し、浜松市と湖西市にまたがる浜名湖は、遠州灘とつながる汽水湖です。そのため「袋網」(または「角立」)と呼ばれる小型定置網漁、夜間に船上からモリやすくい網で魚やエビ、カニを漁獲するタ2024.9.17水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
泉南地域の食文化維持を目指す ーJF岡田浦によるアナゴ蓄養事業ーかつて大阪府泉南市の岡田浦漁業協同組合(JF岡田浦)は府内でもトップクラスのアナゴの水揚げ量を誇っていました。アナゴは泉南地域に欠かせない伝統的な食材で、祭礼行事などがあると、煮アナゴ、押し寿司、天ぷ2024.7.23水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)