未利用魚を缶詰にしたJF福島漁連の取り組み近年、これまであまり食べられることがなかった未利用魚を活用する動きが広まりつつあります。その背景には、地域の新たな名産品の開発、漁業者の所得向上などがありますが、やはり、「漁獲した魚をムダにしない」と2025.4.11水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
里海づくりの場に生まれ変わった日本最大級の運河 ーJF兵庫の「里海づくり」の取り組みー神戸市兵庫区にある兵庫運河(新川運河、兵庫運河、兵庫運河支線、苅藻島運河、新湊川運河で構成)は水面積約 34 ヘクタール、全長約 6.5 ㎞もある日本最大級の運河です。運河が建設されたきっかけは、和田2025.1.14水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
府県を超えた資源管理により回復した「魚庭のサワラ」「魚庭の海」と呼ばれる大阪湾や瀬戸内海で漁獲されるサワラは柔らかく上品な味わいであることから地域の食文化を支えてきました。 同地域のサワラは「サワラ瀬戸内海系群」として扱われ、主な生息域が、①岡山県か2024.10.15水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
環境変化に直面する浜名湖とJF浜名雄踏支所の今静岡県西部地域に位置し、浜松市と湖西市にまたがる浜名湖は、遠州灘とつながる汽水湖です。そのため「袋網」(または「角立」)と呼ばれる小型定置網漁、夜間に船上からモリやすくい網で魚やエビ、カニを漁獲するタ2024.9.17水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
「淀川河口域を考える会」の議論を通じて干潟の再生を実現 ~JF大阪市による淀川河口域再生の取り組み~大阪市漁業協同組合(以下、JF大阪市)は、2019年から淀川河口域に浜をつくり、浜の恵みを享受するとともに、皆で楽しむことを目指して、「淀川河口域を考える会」(以下、考える会)を開催しています。この会2024.9.9水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
兵庫のりを支える研究機関「兵庫のり研究所」兵庫県のプライドフィッシュである「兵庫のり」は、あでやかな黒と、炙ったときの芳醇な香りが特徴です。時間がたっても風味がよく、しっかりと中身を包むことができるため、巻きずしやおにぎり向けに重宝されます。2024.7.25水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
泉南地域の食文化維持を目指す ーJF岡田浦によるアナゴ蓄養事業ーかつて大阪府泉南市の岡田浦漁業協同組合(JF岡田浦)は府内でもトップクラスのアナゴの水揚げ量を誇っていました。アナゴは泉南地域に欠かせない伝統的な食材で、祭礼行事などがあると、煮アナゴ、押し寿司、天ぷ2024.7.23水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
開発によって激減した「桑名のハマグリ」を守る —JF赤須賀による資源回復の取り組み―三重県桑名市赤須賀地域は揖斐川、長良川、木曽川の木曽三川が伊勢湾に流れ込む河口域に位置しています。 木曽三川は豊富な栄養分を運んでくるため、赤須賀地域はハマグリ、ヤマトシジミ、シラウオなどが水揚げされ2024.5.21水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
JF全漁連とJF静岡漁連、回転寿司チェーン「がってん寿司」で陸上養殖カワハギを提供 水産庁の「バリューチェーン改善促進事業」の一環JF全漁連と静岡県漁業協同組合連合会(以下、JF静岡漁連)はこのほど、水産庁の「バリューチェーン改善促進事業」の取り組みの一環として、静岡県産の陸上養殖カワハギを回転寿司チェーン「がってん寿司」へ流通2024.2.29水産業の新戦略JF全漁連編集部
温湯駆除で付加価値の向上を目指す―JF三陸やまだによるカキ復興の取り組み―岩手県沿岸中央部に位置する山田湾は、重茂半島と船越半島に囲まれていることから波の穏やかな日が多いという特徴があります。また湾内には織笠川、大沢川、関口川という3つの川が豊富な栄養塩を供給するため、カキ2024.2.5水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)