「淀川河口域を考える会」の議論を通じて干潟の再生を実現 ~JF大阪市による淀川河口域再生の取り組み~大阪市漁業協同組合(以下、JF大阪市)は、2019年から淀川河口域に浜をつくり、浜の恵みを享受するとともに、皆で楽しむことを目指して、「淀川河口域を考える会」(以下、考える会)を開催しています。この会2024.9.9水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
兵庫のりを支える研究機関「兵庫のり研究所」兵庫県のプライドフィッシュである「兵庫のり」は、あでやかな黒と、炙ったときの芳醇な香りが特徴です。時間がたっても風味がよく、しっかりと中身を包むことができるため、巻きずしやおにぎり向けに重宝されます。2024.7.25水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
泉南地域の食文化維持を目指す ーJF岡田浦によるアナゴ蓄養事業ーかつて大阪府泉南市の岡田浦漁業協同組合(JF岡田浦)は府内でもトップクラスのアナゴの水揚げ量を誇っていました。アナゴは泉南地域に欠かせない伝統的な食材で、祭礼行事などがあると、煮アナゴ、押し寿司、天ぷ2024.7.23水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
開発によって激減した「桑名のハマグリ」を守る —JF赤須賀による資源回復の取り組み―三重県桑名市赤須賀地域は揖斐川、長良川、木曽川の木曽三川が伊勢湾に流れ込む河口域に位置しています。 木曽三川は豊富な栄養分を運んでくるため、赤須賀地域はハマグリ、ヤマトシジミ、シラウオなどが水揚げされ2024.5.21水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
JF全漁連とJF静岡漁連、回転寿司チェーン「がってん寿司」で陸上養殖カワハギを提供 水産庁の「バリューチェーン改善促進事業」の一環JF全漁連と静岡県漁業協同組合連合会(以下、JF静岡漁連)はこのほど、水産庁の「バリューチェーン改善促進事業」の取り組みの一環として、静岡県産の陸上養殖カワハギを回転寿司チェーン「がってん寿司」へ流通2024.2.29水産業の新戦略JF全漁連編集部
温湯駆除で付加価値の向上を目指す―JF三陸やまだによるカキ復興の取り組み―岩手県沿岸中央部に位置する山田湾は、重茂半島と船越半島に囲まれていることから波の穏やかな日が多いという特徴があります。また湾内には織笠川、大沢川、関口川という3つの川が豊富な栄養塩を供給するため、カキ2024.2.5水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
「チリメンモンスター」で海の豊かさを伝える―大阪湾のシラスを活用―スーパーなどで販売されている「チリメンジャコ」(イワシシラス)には、小さなエビ、タコ、イカなどの混獲生物を見かけることがあります。 最近は、アレルギー対応の一環として加工業者が混獲生物を丁寧に取り除い2024.1.26水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)
赤身の美味しさを追求したクロマグロ「伊勢まぐろ」三重県南伊勢町神前浦(かみさきうら)は、天照大御神の鎮座の場所を探して旅を続けた倭姫命(やまとひめのみこと)が休息をとった腰掛岩の伝承のある土地です。神前浦は、熊野灘に面したリアス式の海岸が続く、波の2023.10.19水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
大阪湾で育てた「ぼうでのカキ」を消費者に ―JF西鳥取によるカキ養殖の取り組み―2016年に、波有手(ぼうで)浜と呼ばれてきた大阪府西鳥取漁港にカキ小屋が開店しました。そのカキ小屋で提供しているのは、目の前の海で育てられたカキです。大阪湾で育てられたカキをカキ小屋で府民が味わうの2023.6.5水産業の新戦略田口 さつき(たぐち さつき)
マーケット・インの発想で、オンリーワンを目指した「伊勢まだい」 ―JF三重漁連によるブランド化の取り組み―2020年1月中旬、国内で初めて新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の感染者が確認されたことを受け、飲食店から客足が遠のくようになりました。 3月下旬には、政府や地方自治体が国民に外出自粛を要2023.5.30水産業の新戦略古江晋也(ふるえ しんや)