第45回全国海の子絵画展、28作品が特別賞受賞
全国から5,715作品が出品
JF全漁連が毎年3月に表彰式を開催している「全国海の子絵画展」。この絵画展は、小・中学生の皆さんが絵を描くことを通して、海に対する興味や、漁業に対する理解、夢をもって成長して欲しいという願いを込めて、1978年から実施しているものです。
文部科学省、農林水産省、水産庁、日本放送協会、教育美術振興会、農林中央金庫などの協力を得て、今年で45回目の開催を迎えました。
応募対象は、全国の漁業協同組合連合会、信用漁業協同組合連合会、県漁業協同組合および関係団体が主催・共催または後援する道府県の海の子作品展(2022年1月から同年12月までに実施)などにおいて、優秀な成績をおさめた作品。
今回もコロナ禍での開催となりましたが、応募作品数は5,000作品を超えました。
45回目となる今回は、全国から501校(小学校384校、中学校117校)が参加し、5,715点(うち小学校の部4,939点、中学校の部776点)の作品が応募されました。このうち各道府県の厳しい審査を通過した101点(小学校61点、中学校40点)が全国展に出品され、その中から28点(小学校18点、中学校10点)が文部科学大臣賞や農林水産大臣賞などの特別賞を受賞しました。
特別賞入賞者の一覧は、JF全漁連のWEBサイトに掲載しています。
今回の絵画展は、新型コロナウイルス感染症防止対策を万全に施した上で、審査委員会を開催し、表彰式は前回に引き続き動画配信形式で行いました(関係者のみ閲覧可能)。
動画表彰式では、特別賞受賞作品を1点ずつ紹介し、受賞者と審査委員のそれぞれのコメントを掲載しました。
動画表彰式で、審査委員である文部科学省初等中等教育局教育課程課の平田朝一教科調査官は「『これを描きたい』という強い思いは、海や魚の色、漁業に関わる人々の表情など、作品に描かれたものに表れてきます。今後も海がもたらす豊かな恵みや漁業への理解を大切にして、思いのこもった作品をお待ちしています」と受賞者にメッセージを送りました。
同じく審査委員の文部科学省初等中等教育局教育課程課の小林恭代教科調査官は、「1枚1枚の絵から、皆さんが感じたことや考えたこと、想像したことが伝わってきました。変化の大きい今の時代には、その変化を前向きにとらえ、自分で考え、表現していくことが大切になります。絵に表すことを通して、皆さんはさまざまな力を身に付けているのです」と講評を述べました。
来年も開催する予定ですので、想像力あふれる楽しい作品をお待ちしております。
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