JFレポート 兵庫で1986年から続く資源保護活動「ガザミふやそう会」、7/31まで会員募集中 2024.7.22 全国の漁連・漁協 印刷する この情報は、兵庫県漁業協同組合連合会(JF兵庫漁連)からの提供です。 * * * 資源豊富な大阪湾・播磨灘を取り戻すため、JF兵庫漁連は自然と調和のとれた漁業を目指して活動しています。活動の一つとして1986年12月には「ガザミふやそう会」(※)を設立し、以来38年間にわたり毎年会員を募集し、活動を続けています。 ※ガザミとは 「ワタリガニ」とも称されるカニの一種で、甲幅が15cmを超える大型のカニ。味もよく昔から食用として多く漁獲されてきた。エビ目カニ下目ワタリガニ科に分類される 若手漁業者の「海に帰そう」の声からはじまった「ガザミふやそう会」設立当時の大阪湾・播磨灘では、漁獲できるガザミが減り始めていました。 資源の減少を実感する地元漁協青壮年部からは、「抱卵ガザミが安価に販売されていることに矛盾を感じる」「海に帰そう」という声があがり、このことが会の設立につながりました。 会では毎年、漁業者会員と一般会員を募集。一般会員には保護普及活動を行うほか、漁業者会員は具体的な保護活動として、お腹に卵を抱いた「抱卵ガザミ」を保護し、甲幅長12㎝以下の稚ガザミを再放流する活動を行っています。 長年にわたる活動はガザミ資源の回復という形で実を結び、さらに兵庫県内の漁業者のみならず一般の皆さんの多くの賛同を得て、他府県へも活動の輪が大きく広がってきています。 地道な活動ではありますが、今後も「ガザミふやそう会」を通してガザミの資源増殖・管理活動を実践するとともに、他府県の仲間たちとの連携を密にし、活動の輪をより大きく広げていきたいと考えています。 会では抱卵ガザミを買い上げ、甲羅に「とるなマーク」をつけて放流脱皮するとマークは脱落し漁獲対象に戻ります7/31まで、2024年度の会員を募集中「ガザミふやそう会」では現在、2024年度の会員を募集中です。 運動の趣旨に賛同する方はどなたでも会員申込が可能です。申込をされた方には、会員の証としてQUOカードを進呈。また一般向けにJF兵庫漁連の公式WEBサイトで海や漁業に関する情報を掲載し、積極的に情報を発信していきます。 活動の内容や会員申込について、詳しくはJF兵庫漁連の公式WEBサイトをご確認ください。 ▶JF兵庫漁連公式WEBサイト ▶ガザミふやそう会 | JF兵庫漁連 漁協(JF)資源管理近畿全国の漁連・漁協全国の漁連・漁協のお知らせや活動について選り抜きの情報をお伝えします。このライターの記事をもっと読む
JF鹿児島漁連が「第15回ちりめん・しらす料理コンテスト」開催&受賞作品レシピを公開!この情報は、鹿児島県漁業協同組合連合会(JF鹿児島漁連)からの提供です。 * * * 鹿児島県は、全国でも有数の「ちりめん」「しらす」の生産地です。しかし消費量は全国でも下位に位置していま2023.3.16JFレポート全国の漁連・漁協
組合学校が現地研修、サバのブランド化など漁協のとりくみを学ぶ漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(以下、組合学校)が、9月16日~18日、静岡県内の漁業協同組合(JF)などで研修を実施しました。 実習に参加したのは、組合学校2020年度第81期の学生2020.10.9JFレポートJF全漁連編集部
漁村・水産業の若きリーダーとなる3人が入学 組合学校2024年度 第85期 入学式漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(千葉県・柏市)は4月9日、第85期生の入学式を行いました。 本年度は北海道から2人(新卒者)、兵庫県から1人(現職者)の計3人が入学しました。 本年度、2024.4.24JFレポートJF全漁連編集部
漁業者と研究者が海洋環境の変化などに関する情報を共有―「海洋環境の変化等に関する研修会」レポート―近年、SDGs(持続可能な開発目標)に関連する取り組みが活発化し、地球温暖化をはじめとする環境問題などへの関心が世界的に高まっています。そのような中、漁業者の仕事場である「海」では、海洋環境の変化など2022.10.18JFレポートJF全漁連編集部
【特集 特別座談会】「SDGsから未来の海を考える」後編2/2この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 前後編を、それぞれ2回にわたって公開します。 以下、後編2/2回目をお届けします。 * * * <出席者> さか2023.1.18特集JFレポート全国の漁連・漁協
【コロナ対策】漁師の支援策まとめ―産直通販送料無料や休漁支援などこんにちは。JF全漁連広報・Sakanadia編集部です。 漁協の全国団体であるJF全漁連は、これまで新型コロナウイルス感染症による漁業への影響を全国的にヒアリングし、必要な支援策を国に対して提案して2020.7.15JFレポートJF全漁連編集部