JFレポート アマモ場再生活動から繋がるSDGs―第98回国際協同組合デー記念中央集会レポート― 2020.7.13 JF全漁連編集部 印刷する 第98回国際協同組合デー記念中央集会がWEB開催第98回国際協同組合デー記念中央集会 配信動画トップ画面毎年7月第1土曜日は「国際協同組合デー」です。世界の協同組合が協同組合運動の発展と、さらなる前進を誓い合う日です。 日本では、JF全漁連など国内の協同組合組織が連携してつくる日本協同組合連携機構(JCA)と協同組合フォーラムが、この国際協同組合デーを記念した中央集会を毎年開催しています。 第98回となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、JCAのWEBサイト内に設けられた国際協同組合デーの特設ページを通じて、7月4日(土)から情報配信しています。 テーマは「協同組合の力で気候変動に立ち向かおう」今年の国際協同組合デーのテーマは「協同組合の力で気候変動に立ち向かおう―アイデンティティとSDGsへの貢献―」。 国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」にも指定され、地球が直面する最も深刻な課題の一つである気候変動に関する最新情報や、この対応に向けた各協同組合の取組事例などを行政関係者や有識者が動画で紹介しました。 JF日生町がアマモ場再生活動から繋がるSDGsについて紹介JF日生報告動画冒頭部分より事例紹介では、JFグループを代表して、岡山県の日生町漁業協同組合(以下、JF日生町)天倉辰己専務がアマモ場の造成活動などを通じて、漁業者を中心に循環可能な漁業を実現していくことの重要性を語りました。 ▶JF日生町の事例紹介動画はこちら ▶JF日生町の資料はこちら アマモ場は、魚の餌となる甲殻類が生息するほか、稚魚の隠れ家や魚介類の産卵場となる漁業にとって重要な場所です。 しかし、日生町周辺のアマモ場は、1945年頃から1985年にかけて、生活排水や護岸工事の影響で、約600haから約12haまで激減。 その頃の深刻な漁獲不振の原因がアマモ場の減少にあると考えた当時の組合長の指揮のもと、JF日生町では1985年からアマモ場再生に向けた取り組みを開始しました。 1986年からはカキ殻を活用した底質改良に着手したほか、おかやまコープ、NPO里海づくり研究会議、岡山県とアマモ場造成のための新たな活動組織の結成、全国アマモサミットの地元開催(2016年)などに取り組み、徐々に成果が出てきているそうです。 事例紹介の最後に天倉専務は、持続可能な漁業の実現に向けて、「海の守人である漁業者が中心となってアマモ場を次世代へ繫げていくなどの取り組みを行うことが重要」と語りました。 ▶JF日生町のアマモ場再生計画のページはこちら 【参考リンク】 ▶「利用しながら守る、保全のこころ―シンポジウム「里海保全の最前線」レポート―」 ▶Sakanadia「海と魚を守る」 協同組合JF全漁連漁協(JF)SDGs資源管理JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
地域の特色を活かした取り組みで浜の活性化へ!~2020年度「浜の活力再生プラン 優良事例表彰」受賞地区が決定!~2014年から始まった「浜の活力再生プラン」(浜プラン)。漁業者自らが地域の水産業の活性化を目指し立案する活動計画です。 JF全漁連は、特に優秀な浜プランの取り組みを全国に発信するべく、毎年3月に「浜2021.4.2JFレポートJF全漁連編集部
毎年大好評の長崎県漁青連の「煮干しの水族館」も実施!! 第41回長崎さかな祭りこの情報は、長崎県漁業協同組合連合会(JF長崎漁連)からの提供です。 * * * 第41回長崎さかな祭り(主催:長崎さかな祭り運営協議会/一般社団法人 長崎魚市場協会)が10月20日、長崎2024.12.24JFレポート全国の漁連・漁協
JFやまがたの庄内おばこサワラに関する研究が全国水産試験場長会会長賞を受賞!このコラムは、山形県漁業協同組合(JFやまがた)の広報誌『すいさん山形』(令和4年1月号第362号)に掲載されたものです。JF山形の庄内おばこサワラブランド推進協議会の活動について研究をされた山形県水2022.4.6JFレポート全国の漁連・漁協
組合学校が現地研修、サバのブランド化など漁協のとりくみを学ぶ漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(以下、組合学校)が、9月16日~18日、静岡県内の漁業協同組合(JF)などで研修を実施しました。 実習に参加したのは、組合学校2020年度第81期の学生2020.10.9JFレポートJF全漁連編集部
魚の祭典「Fish-1グランプリ」は大盛況!グランプリに輝いたのは毎年恒例となったJF全漁連主催の魚の祭典「Fish-1グランプリ」(「ジャパン・フィッシャーマンズ・フェスティバル2019」内)が11月17日(日)、東京・日比谷公園で開催されました。7回目となる今回2019.11.22JFレポートJF全漁連編集部
第59回 淡路農林水産祭ー淡路島内のJF組合長らが今年一年の豊漁を祈願ーこのコラムは、兵庫県漁業協同組合連合会(JF兵庫漁連)の広報誌『拓水』No.784(2022年2月発行)に掲載されたものです。受賞された皆さんおめでとうございます! * * *2022.4.8JFレポート全国の漁連・漁協