14人が入学、全国漁業協同組合学校2021年度第82期入学式

漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(千葉県・柏市)は4月6日(火)、第82期生の入学式を行いました。
今年度は14人(北海道6人、千葉県4人、京都府1人、和歌山県1人、広島県1人、愛媛県1人)が入学。

吉田博身校長は、一年後の成長した姿を思い描き「一年後の今頃には、JFの若き担い手として、どのようなチャレンジをしてくれるかを思うと、今から期待が膨らみます」と訓示を述べました。

このほか、JF全漁連の中平和典専務、農林中央金庫JFマリンバンクの木村直人部長、JF共水連の山下恭助常務、全国漁業協同組合学校同窓会の髙橋忠志会長が、それぞれ祝辞を述べました。

入学生を代表してあいさつをしたのは、坂本葉月さん(千葉県)。「この一年間の寮生活で、“自主・協同・友愛”の精神を基に、お世話になる先生方や関係団体の皆様、そして故郷から期待を込めて送り出してくれた家族や友人の皆様に、大きく成長した姿を見て頂けるよう、仲間と共に互いに高め合いながらそれぞれの目標を成し遂げていきたいと思っています」と強い意志を伝えました。

学生たちは、寮で共同生活をしながら、漁協職員としての資質とスキルを磨いていきます。
履修科目には、簿記やパソコンなど基本的なビジネススキルのほか、漁業に関する法制度や水産物マーケティングなどの専門的なものもあります。また、座学だけでなく、JFグループのネットワークを活かした漁協での実地研修や中央団体との懇談の場も設けられています。

昨年度、全国漁業協同組合学校はコロナ禍にも関わらず就職率100%でした。凝縮した学びと経験を積み重ねた多くの卒業生たちが、水産業界で活躍しています。

  • JF全漁連編集部

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