「第21回シーフード料理コンクール」農林水産大臣賞など入賞作品が決定

JF全漁連が開催する「第21回シーフード料理コンクール」(服部幸應審査委員長・服部栄養専門学校校長)の各賞が決まりました!

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今回の募集テーマは「おいしいおうちギョ(魚)はん」。6月29日から9月25日の約3か月間でオリジナルレシピを募集した結果、3,451作品の応募がありました。

募集部門は、専門的に調理・栄養を学んでいる学生や将来食のプロを目指している学生が応募できる「プロを目指す学生部門」と、一般の方が誰でも応募できる「お魚料理チャレンジ部門」の2部門。部門ごとに、農林水産大臣賞、水産庁長官賞、大日本水産会会長賞、日本放送協会会長賞が選ばれます。

例年であれば、最終実技審査と表彰式を東京の服部栄養専門学校で実施しますが、今年は新型コロナウイルス感染対策のため、最終審査を書類審査のみで実施し、各入賞作品を決定しました。

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大臣賞は「ブリチャーシュー」と「海に浮かぶ白いフラン 魚介のスープ仕立て」

前回最終実技審査の様子(2020年12月)

審査の結果最高賞の大臣賞に輝いたのは、「お魚料理チャレンジ部門」では京都府自営業・庄孝志さんの「ブリチャーシュー」、「プロを目指す学生部門」では高知情報ビジネス&フード専門学校・岡林龍平さんの「海に浮かぶ白いフラン 魚介のスープ仕立て」です。

それでは、受賞した作品をご紹介してまいります!

お魚料理チャレンジ部門 農林水産大臣賞 「ブリチャーシュー」 庄孝志さん(京都府・自営業)

■作品に込めた思いやエピソードを教えてください。

脂ののった冬のブリを使ってチャーシューのような料理ができないかな、と思い考えた簡単な料理です。地元の京都府丹後地方のブランド魚である伊根ブリは、子どものころからよく食べている思い出の魚です。生産者、食材に感謝しています。
ぜひ、全国各地の美味しいブリを使って皆さんに作っていただければと思います。

■庄孝志さんのコメント

このような名誉ある賞をいただけるなんて、今でも信じられません。自分の誇りとして日々の生活を頑張っていこうと思います。
今は家族経営で、丹後ちりめんの織紋様を作る仕事をしていますが、チャンスがあれば昔からの夢であった料理の道にもチャレンジしたいと思っています。今回の受賞で、心の中に目標の大きな柱ができました。

■審査委員のコメント

コーディネーションが美しく、食欲が出る作品です。作り方が簡単で、お酒のつまみだけでなく、ごはんにも合い、おうちの定番おかずになりそうです。

プロを目指す学生部門 農林水産大臣賞 「海に浮かぶ白いフラン 魚介のスープ仕立て」 岡林龍平さん(高知情報ビジネス&フード専門学校)

■作品に込めた思いやエピソードを教えてください。

コロナ禍で地元のブランド魚が厳しい状況にあるため、少しでも協力したいと思いこの料理を考えました。

自然が多い高知の海を意識して作りました。幅広い年齢層の方に食べていただけるよう、柔らかいフランを出汁の効いたスープに浮かべました。

■受賞者のコメント

作品に込めた思いが認められてとても嬉しいです。
将来はフランス料理の道に進みたいと考えています。このシーフード料理コンクールの経験を活かして、日々努力を惜しまず精進していきます。

■審査委員のコメント

色合いが良く、美しい一皿です。食材をきちんと利用していて、素材の味出しの基本を踏まえています。

服部幸應審査委員長・さかなクンからのメッセージ

「シーフード料理コンクール」の審査委員長である服部幸應先生から講評・メッセージをいただきました!

JF全漁連魚食普及推進委員のさかなクンからもメッセージが届いています!

■主催者メッセージ

約20年前に国の食生活指針を受け、米と魚中心の日本型食生活の定着を図る目的で始まったシーフード料理コンクールは、これまで45,000を超えるオリジナルレシピが応募され、食のプロを目指す学生や一般消費者の皆様から様々な場面で楽しめる魚介藻料理が披露されました。
優れた栄養特性と機能性をもつ魚介藻類を美味しく楽しんでいただくために、私たちは今後も活動してまいります。
このコンクールに作品を寄せられた多数の皆様に対し、厚く御礼申し上げますとともに、後援・協力団体、審査委員、関係各位に対しまして心より感謝申し上げます。

 

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  • JF全漁連編集部

    漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebook

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