青森県で「ホタテの日」記念イベントや「ほたて供養祭」が開催

「ホタテ貝焼無料提供」に並ぶ来場者の列。会場の外まで列が伸びるほどの大盛況でした

この情報は、青森県漁業協同組合連合会(JF青森漁連)の広報紙「あおもり漁連」No176の転載です。

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青森ホタテのPRと消費拡大のため、JF青森漁連とむつ湾漁業振興会では1998年に「6月18日」を「ホタテの日」と制定し、翌年から記念イベントを開催しています。

▶「ホタテの日」について紹介したSakanadia記事はこちら

本年は、コロナ禍以降実施していなかった「ホタテ貝焼無料提供」が4年振りに復活し、従来通りの開催となりました。

主催者挨拶をするむつ湾漁業振興会の立石政男会長

開会式では、むつ湾漁業振興会の立石政男会長が、「令和2年と3年は、コロナの影響によりイベント中止を余儀なくされましたが、昨年から感染対策を講ずることで開催することができました。陸奥湾のホタテ漁業は、平成22年の高水温による大量へい死は過去最大の被害となりましたが、官民一体となった対策を講じたことで、平成27年には見事100億円産業として復活できました。また、平成28年には254億円という過去最高を記録するとともに、令和に入ってからも安定的な水揚を維持しており、陸奥湾のホタテ産業が本県の基幹産業として発展しております。本日は、日頃から陸奥湾ホタテをご愛用頂いている皆様に感謝の気持ちを込めて、『陸奥湾のおいしいホタテ』を提供させて頂きますので、今後とも宜しくお願い申し上げます」と挨拶を述べました。

続いて、青森県平内町の船橋茂久町長、青森県水産局の山中崇裕局長(種市正之水産振興課長代読)の祝辞を頂きました。

ボイルホタテとうちわを配る、むつ湾漁業振興会立石会長

その後、イベントとしてステージ横のテントにおいて、来場者先着500人に対して「ボイルホタテ」と「ホタテの日記念ウチワ」の無料配布が行われました。

また、先述通り「ホタテ貝焼無料提供」の実施、「活ホタテ3㎏」が30人に当たる抽選会に加えて、ステージイベントとして、秋田県湯沢市の「小町娘」による和歌披露、青森県内を拠点に活躍している3人組ユニット「ライスボール」のミニライブが行われました。

当日は早朝から大勢の来場者が駆け付け、大盛況で無事にイベントが終了しました。

ライスボールのミニライブが会場を盛り上げました

6/30には「ほたて供養祭」を開催

また6月30日(金)には、平内町のほたて広場で「ほたて供養祭」が執り行われました。

開式の儀の後、玉串奉奠を行い、敷地内の「ほたて供養塔」前において、立石政男むつ湾漁業振興会会長、二木春美JF青森漁連会長をはじめ、ホタテ関係者ならびに来賓約30人で「ほたて貝」に感謝の祈りを捧げました。

当日は天候に恵まれ、無事に神事を執り行うことができました。

祈りを捧げる関係者

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