糀で時短レシピ「海苔のおいしさ再発見!その2‐レシピ編」

全2回にわたりお送りしている「海苔のおいしさ再発見!」。
レシピ編では、お待ちかねの海苔を使った簡単レシピをご紹介いたします。

▶海苔の豆知識は、糀で時短レシピ「海苔のおいしさ再発見!その1-豆知識編」でチェック
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発酵力“海苔と糀”でかんたん免疫力アップ料理

海苔って本当になんでも使えるから、紹介したいお料理がたくさんあってどれにしようか迷ってしまいます。今日は、飽きがこなくて定番にしたくなる3品を選びました。

計量せずとも気楽に作れるものばかりです。塩糀や醤油糀は、繰り返し使うことで使う感覚がつかめてきますよ。

【たぬきごはんとベビーホタテで即席!なんちゃって天むす】

①米1合につき大さじ1の「醤油糀」を入れて“醤油糀茶飯”を炊く。

②醤油少々をまぶした天かす(あげ玉)を醤油糀茶飯(白ごはんでも可)に混ぜ、“たぬきごはん”を作る。
※天かすの味付けには、普通の醤油を使ってください。「醤油糀」だと、糀の酵素で天かすが溶けてしまいます!

③上部に「ベビーホタテ」(蒸しホタテ)をのせた小ぶりのおむすび(ごはん80gくらい)を握り、海苔を巻いたら完成♪

天ぷらにしなくても天むす風味!やってみてください〜。もちろん蒸しエビをのせればより“らしく”なりますよ!?

【つまみにもお弁当にも!のりのり塩糀ナゲット】

① 鶏ひき肉に、「塩糀」、ニンニクすりおろし、コショウとナツメグ、そしてつなぎに「乾燥おから」を入れてまぜる。

② ①にちぎった海苔を加え混ぜる。

③ そら豆型に成型して、1cmくらいの油を入れたフライパンで揚げ焼きにする。

子どもも大人も止まらない〜。
食物繊維たっぷり!腸活ナゲットです♪

【節約!ユッケ風のりだらけの醤油糀アボカド丼】

① アボカドは縦半分に切ってからスプーンでくりぬき、ボールに入れレモン汁をかける。

② 少し崩したアボカドに、醤油糀とゴマ油、ニンニクすりおろしで味をつけたらまるでユッケに!?

③ 丼にごはんをよそったら、海苔をぐるっと放射状に並べていく。

④ 海苔の真ん中に、②のユッケ風アボカドを乗せ、卵黄・白ゴマをトッピング。あれば糸とうがらしも飾るとそれらしく。薬味もお好みで。今日はミョウガをきざんでみました。

なにも海苔をこんな風にしなくても(笑)。でも、海苔をたくさん食べたかったのです。反時計回りに並べていくと、食べる時に12時から時計回りに進んでいけるというお楽しみも!?最初はのりに具を包んで、そのうち全部混ぜて……。ペロリとごちそうさま!

アボカドがメインだからお財布がさびしいときのお助け。もちろん、魚の刺身でユッケ風も最高ですよ~。つい明るいうちからプシューっとビールをあけちゃいます(笑)。

海苔にゴマ油+塩を合わせるだけで、みんなの大好きな「韓国のり」風味になります。香り高い国産のりで作ると旨味極限!ぜひおいしい国産のりでお試しを。

たとえば、こんな韓国風副菜もわが家の定番です。

【のりと水菜の塩糀チョレギサラダ】

ざく切りにした水菜に、塩糀・ゴマ油・酢・コショウを和えて、仕上げにちぎった海苔と白ゴマを混ぜるだけ。海苔は香りと旨味が強い国産のりがベスト。これだけで、ビタミンサラダになることは「豆知識編」で学んだ通りですね。少ない食材で超時短なのにおいしい!
改めて海苔のことを知ったら、海からの素晴らしい贈り物「のり」がまた大好きになった高木です♪

海苔の機能や効果は、糀で時短レシピ「海苔のおいしさ再発見!その1-豆知識編」でご紹介!
海苔の特性を理解すると、さらに上手に食卓で活用できるようになりますよ~。

関連リンク
全国のり事業推進協議会(のり推進協)公式ホームページ
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  • 高木 佐知子(たかぎ さちこ)

    Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。   【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。   子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。   料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。   「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。   とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。   何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。   平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。   ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪   【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。   Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/

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