簡単おさかな料理 糀で時短レシピ【動画】「醤油糀でスピード調理!“ブリの柚子搾り丼”」 2020.1.31 高木 佐知子(たかぎ さちこ) 印刷する 火を使いたくないな…、そんな日のメインブリが美味しい季節ですね~ お魚売り場で脂ののったブリを見つけると、つい吸い寄せられます。 ザクっと厚めに切られた切り身で照り焼きや塩糀焼きもいいな~って思うのですが、やっぱりお刺身食べたいな~。 美味しいですよね!ブリのお刺身。 お刺身って、お皿にちょこんと並べると“前菜”的な感じになってしまうときもありますが、手抜きしたい日にはメインのおかずにしたい。 疲れているとき、食欲がないとき…お料理したくないけど、出来合いもんのお惣菜じゃなんとなく元気が出ない。そんな時には、ドーンと丼ぶり。 醤油糀で和えただけの簡単漬け丼旨味と発酵の力を合わせ持つ“醤油糀(しょうゆこうじ)”の力を借りて、パパっと美味しいスピード漬け丼を作ります。 柚子の季節だから、さっぱり柚子風味にしちゃおうかな。 ご飯を炊いておけば10分足らずで完成!醤油糀で和えるだけの“漬け(ヅケ)”は、超スピードメニュー。 醤油糀は醤油とみりんを合わせたような風味の、まろやかなタレです。 みりんのアルコールを煮切る手間も不要なので、常備しておくといつでも簡単に魚の漬けができます。 とろみがあるので、食材に絡みやすいのも使いやすさの秘密。 それでは、作り方を動画で見ていきましょう! あっという間に完成! 漬け丼に、みそ汁と簡単な和え物があれば完璧な献立ですね!(笑) 和え物とみそ汁を添えて柚子をしぼっていただきま~す。脂ののったブリも柚子でサッパリ美味しい。柑橘類の香りは、魚の消臭効果もあります。 糀は胃腸にもやさしいのですよ~。疲れた体に嬉しい。 柚子の搾りかすは、お風呂に入れてゆず湯にするもよし、皮を千切りにして冷凍しておくもよし。 皮を下に向けて絞ると柚香が立ちやすいレシピをおさらいつくり方は、ブリに醤油糀をからめてご飯にのせるだけ! ご飯以外の材料はこれだけ①ブリ刺身に醤油糀を和える。和えた瞬間から、糀の酵素が働いて表面がトロっとしたように。旨味が増し、脂もさっぱり。 ②ご飯に大葉をのせ、醤油糀を和えたブリ(①)を盛り付ける。 大葉はなくてもいいけど、あると彩りも栄養もプラスされるのでぜひ。 ご飯の温度が刺身に伝わるのも抑えます。 ③カットした柚子と柚子胡椒(お好みで)を添えて。 柚子の皮の千切りを入れるとより柚香がアップ。 お好みで、盛り付けた漬けブリの上から“追い醤油糀”をしてもOK。 ご飯に直接かけても美味しいんですよ~! ※お魚自体の美味しさを味わうため、濃くしすぎないのがポイント! 子供用には、刺身を小さめにカットして。 生ものが食べられない場合は、醤油糀を和えた刺身をさっと焼けば、照り焼き風になります。 目分量でOK!材料の目安はこちら材料(2人分) ・ブリ刺身:200g ・醤油糀:小さじ2(お好みで調整) ・大葉:4枚 ・ゆず:1/2個 ・柚子胡椒(あれば):少々 ・ご飯:2杯分 醤油糀も塩糀とならんで、簡単おさかな料理におススメの常備発酵調味料です。 糀に醤油を注いで寝かせるだけなので、醤油糀もぜひ『マイ醤油糀』を作ってみましょう。 醤油糀については、また今度紹介します。 おさかなと相性抜群の醤油糀日々の美味しい暮らしを発信中 Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook Instagram レシピ発酵高木 佐知子(たかぎ さちこ)Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。 【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。 子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。 料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。 「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。 とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。 何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。 平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。 ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪ 【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。 Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/このライターの記事をもっと読む
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