糀で時短レシピ【動画】「醤油糀でスピード調理!“ブリの柚子搾り丼”」

火を使いたくないな…、そんな日のメイン

ブリが美味しい季節ですね~

お魚売り場で脂ののったブリを見つけると、つい吸い寄せられます。

ザクっと厚めに切られた切り身で照り焼きや塩糀焼きもいいな~って思うのですが、やっぱりお刺身食べたいな~。

美味しいですよね!ブリのお刺身。

お刺身って、お皿にちょこんと並べると“前菜”的な感じになってしまうときもありますが、手抜きしたい日にはメインのおかずにしたい。

疲れているとき、食欲がないとき…お料理したくないけど、出来合いもんのお惣菜じゃなんとなく元気が出ない。そんな時には、ドーンと丼ぶり。

醤油糀で和えただけの簡単漬け丼

旨味と発酵の力を合わせ持つ“醤油糀(しょうゆこうじ)”の力を借りて、パパっと美味しいスピード漬け丼を作ります。

柚子の季節だから、さっぱり柚子風味にしちゃおうかな。

ご飯を炊いておけば10分足らずで完成!

醤油糀で和えるだけの“漬け(ヅケ)”は、超スピードメニュー。

醤油糀は醤油とみりんを合わせたような風味の、まろやかなタレです。

みりんのアルコールを煮切る手間も不要なので、常備しておくといつでも簡単に魚の漬けができます。

とろみがあるので、食材に絡みやすいのも使いやすさの秘密。

それでは、作り方を動画で見ていきましょう!

あっという間に完成!

漬け丼に、みそ汁と簡単な和え物があれば完璧な献立ですね!(笑)

 

和え物とみそ汁を添えて

柚子をしぼっていただきま~す。脂ののったブリも柚子でサッパリ美味しい。柑橘類の香りは、魚の消臭効果もあります。

糀は胃腸にもやさしいのですよ~。疲れた体に嬉しい。

柚子の搾りかすは、お風呂に入れてゆず湯にするもよし、皮を千切りにして冷凍しておくもよし。

皮を下に向けて絞ると柚香が立ちやすい

レシピをおさらい

つくり方は、ブリに醤油糀をからめてご飯にのせるだけ!

ご飯以外の材料はこれだけ

ブリ刺身に醤油糀を和える。和えた瞬間から、糀の酵素が働いて表面がトロっとしたように。旨味が増し、脂もさっぱり。

ご飯に大葉をのせ、醤油糀を和えたブリ(①)を盛り付ける。
大葉はなくてもいいけど、あると彩りも栄養もプラスされるのでぜひ。
ご飯の温度が刺身に伝わるのも抑えます。

③カットした柚子と柚子胡椒(お好みで)を添えて。

柚子の皮の千切りを入れるとより柚香がアップ。
お好みで、盛り付けた漬けブリの上から“追い醤油糀”をしてもOK。
ご飯に直接かけても美味しいんですよ~!

※お魚自体の美味しさを味わうため、濃くしすぎないのがポイント!

子供用には、刺身を小さめにカットして。
生ものが食べられない場合は、醤油糀を和えた刺身をさっと焼けば、照り焼き風になります。

目分量でOK!材料の目安はこちら

材料(2人分)
・ブリ刺身:200g
・醤油糀:小さじ2(お好みで調整)
・大葉:4枚
・ゆず:1/2個
・柚子胡椒(あれば):少々
・ご飯:2杯分

醤油糀も塩糀とならんで、簡単おさかな料理におススメの常備発酵調味料です。
糀に醤油を注いで寝かせるだけなので、醤油糀もぜひ『マイ醤油糀』を作ってみましょう。

醤油糀については、また今度紹介します。

おさかなと相性抜群の醤油糀

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  • 高木 佐知子(たかぎ さちこ)

    Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。   【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。   子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。   料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。   「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。   とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。   何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。   平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。   ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪   【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。   Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/

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