糀で時短レシピ「和えるだけ!醤油糀でワンランク上の“しらすパスタ”」

“ベスト・オブ・お手軽おさかなパスタ”は「しらす」で♪

いつもはすっかりごはん党(もしくはお酒党…笑)の私ですが、なぜだか春になると無性にパスタが食べたくなります。

海の幸を使ったパスタ、最高ですよね~

なかでも、“しらすパスタ”はお手軽ナンバーワン!のおさかなパスタだなあと。

オイル系、トマト系、クリーム系、どんなパスタにも合う「しらす」だけど、本格的イタリアンのパスタを作ろうとするとコツがいり、ややハードルが高くありません?

醤油糀バターソースのしらすおろしパスタ

その点、“和風パスタ”だと、気負いなく作れちゃう!と思うのは私だけかしら…?

おうちパスタだから、創作的な家庭料理でいいよね、って(笑)。

でも、そんなお気楽和風パスタも、“醤油糀”を使うとワンランク上の味わいに。

身近な食材を使って、和えるだけ。お料理が苦手でも、ズボラさんでも(私です、笑)簡単でパパっとできる「しらすおろしパスタ」をご紹介します。

ポイントは「マイ醤油糀」を使うこと!(市販の醤油糀でもOK)

たっぷりのグルタミン酸(うま味成分)を持つ“醤油糀”はパスタのソースに使っても優秀なのです。

旬の「釜揚げしらす」をたっぷりと

これから旬を迎える「しらす」を使ったパスタは春爛漫の味わい。

今日は「釜揚げしらす」をたっぷり使います。

「釜揚げしらす」…大好きです。そのままで美味しい。ごはんにのせるだけで幸せ~。

調理しやすいから、忙しい私たちのお助け食材ですよね!冷凍保存もできるから、わが家はいつもストックしています。

丸ごと食べられるお魚は栄養的にも満点なのが嬉しい!

身近な食材で、簡単に美味しく

では、作りましょう!

材料は全部手に入れやすい食材

①具を準備しておきます。
・大根はおろして、水気を適度に絞り、少量の醤油糀(分量外)を混ぜる
・大葉は千切りにして、水にさらしてから水気を切っておく
・レモンをカット
・卵は卵黄のみ使うので、卵白と分けておく
・バターを耐熱皿に入れる
・醤油糀を用意する

醤油糀を混ぜるとすごく美味しい大根おろしになります
パスタをゆでる前に準備して、パパっと仕上げる

②パスタを茹でる。

③ゆで上がる直前に、ゆで汁少々でバターを溶かし、醤油糀を混ぜてソースを作る。

④ゆで上がったパスタはお湯を切り、鍋に戻すかボールに入れ、③のソースで和える。

⑤④のパスタをお皿に盛り付け、大根おろし、しらす、大葉、卵黄、レモンを盛り付ける。

⑥できあがり~!

いただきま~す

具材を混ぜながら、レモンを搾って、いただきま~す!

お好みで、さらに“追い醤油糀”やあらびき黒胡椒をしても。

ほ~ら、お腹が空いてきたでしょう?

あ、卵黄はなくても美味しいのですが、このシズル感を出したくてのせました(笑)。

でもやっぱりあると、パスタに絡む、このトロ旨がたまりません!

今日は醤油糀バターソースでコクを出しつつも、大根おろしとレモンで、さっぱりしたものが食べたくなる春先にぴったり!のパスタをご紹介しました。醤油糀が「しらす」の風味を生かしつつ、全体の味をまとめてくれます。

お好みで、“追い醤油糀”をして

醤油糀+柑橘果汁は、ポン酢醤油の代わりになるのでいつものおさかな料理にも◎ですよ~。

おうちごはんで栄養たっぷりの発酵食品+おさかな料理を食べて、免疫力アップしたいですね!自家製の塩糀・醤油糀は、乳酸菌やオリゴ糖など腸にうれしい成分も豊富です。

マイ塩糀マイ醤油糀は、漬け床に使えば“おさかなの保存”にも便利なので、ぜひ作ってみてくださいね。

分量の目安は下記を参考に…

<材料(2人分)>
・スパゲッティ:160~200g
・釜揚げしらす:80g
・大根:6~7cmくらい
・大葉:5~6枚
・卵黄:2個
・無塩バター:30g
*有塩でも可。醤油糀で塩分調整する
・醤油糀:小さじ4+α
・レモン:1/2個
・ブラックペッパー:お好みで

 

日々の美味しい暮らしを発信中
Cozy Kitchen〜醸す台所〜
Facebook
Instagram

  • 高木 佐知子(たかぎ さちこ)

    Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。   【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。   子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。   料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。   「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。   とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。   何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。   平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。   ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪   【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。   Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/

    このライターの記事をもっと読む

関連記事