糀で時短レシピ「魚焼きグリルで15分!W発酵漬け床でタンドリーチキン風」

たまにはお肉も・・・?

突然ですが・・・、今日はお肉です。えっ、Sakanadiaなのにお肉~!?って思いますよね。でも、たまにはお肉です。(笑)

STAY HOME週間に楽チン調理で、大人も子どもも喜ぶ“漬け焼き”肉をご紹介します。お魚も漬けられる“漬け床”なので、お試しくださいね!

「糀」にはたくさんの“酵素”が含まれます。酵素は食物の栄養を分解して、消化・吸収を助けます。例えば、“プロテアーゼ”という酵素がタンパク質をアミノ酸に分解。栄養素がある程度分解された状態で摂取できるため、体内での消化・吸収がしやすくなるのです。

塩糀」や「醤油糀」は、この“酵素の働きをお料理に活用”することでもあります。旨味を感じるアミノ酸を生み出したり、食物をやわらかくしたりする力もあるので、お魚やお肉にとっても有効なのですよ~。

塩糀×ヨーグルトのW発酵パワーで漬け込む

いつも魚を焼くグリルでチキンも焼きましょう

そこで今日は、鶏肉を塩糀の力でふっくらジューシーに仕上げる「タンドリーチキン風」のグリルチキンを作りましょう!ホームパーティで好評だったレシピです。

ステイホーム習慣の今は、おうちごはん、おうち飲みのお供にぜひ。

タンドリーチキンは、発酵食品のヨーグルトに鶏肉を漬け込んで焼くおなじみのインド料理。ヨーグルトの乳酸が肉をやわらかくし、臭みを取り、保存効果もあります。

だから、好きなときに漬けて冷蔵庫に入れておけば、魚焼きグリルで15分くらい焼くだけで簡単美味しいメインディッシュができます!やっぱり時短です♪

漬けている間にぐんぐん美味しく

おススメなのは、漬け込みにヨーグルトだけでなく「塩糀」を使うこと!甘味も加わり、さらにジューシー、旨味たっぷりのタンドリーチキンになりますよ。W発酵効果!です(笑)。かくし味の醤油も発酵食品なので、トリプル発酵かな?(笑)

漬け込み材料はコレだけ

では、作りましょう!
おおまかな流れは、①鶏肉を漬け込んでおく②そして焼くだけです。

①鶏モモ肉は大きめにカットして(4等分くらい)パッドに入れ、「塩糀・コショウ・レモン汁」で和える。漬け込みはジップ袋でもOK。

② ①に「☆ヨーグルト・カレー粉・ニンニク・ショウガ・醤油」を加え、よくもみ込む。
※☆はあらかじめ混ぜておくと、漬けやすい。
※ニンニク・ショウガはチューブでなく生がおススメ。

 

③ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせる。急ぐときは10~30分置くだけでもOK。2~3日置いてもいいし、漬けたまま冷凍保存も可。
※漬けて冷蔵庫に放っておくだけで、W発酵漬け床が鶏肉をぐんぐん美味しくしてくれる。

④皮目を上にして、魚焼きグリルで焼く。(アミに油を塗るとくっつきにくい)
中火で7~8分、裏返してさらに7~8分(片面焼きの場合)。
※漬けダレは最小限にしているので、ぬぐわずそのまま焼ける。
※オーブンで自動焼きも便利。また、フライパンでもOKですが、脂が適度に落ちる魚焼きグリルやオーブンがヘルシーでおススメ。

こんがり焼けて、中に火が通ったらできあがり~♪♪♪

ごはんとみそ汁でホッとリラックス

インド料理だけど、塩糀やかくし味の醤油のおかげでごはんとみそ汁にもぴったりのおかずに。焼きたてをほおばると、スパイスの香りと旨味たっぷりのジューシーな肉汁が口の中に広がります。

飲むとホッとするみそ汁のリラックス効果で、自粛疲れをいやしてくださいませ。最前線で働く方々の元気の源にもなりますように。

チキンは冷めてもやわらかいので、お弁当にもぴったりですよ。

しっかり漬け込めば、箸で崩れるほどホロホロやわらかに

W発酵ヨーグルト漬け床は、お魚にも合うのでぜひ!カジキやブリ、サケ、サワラなどなど…いろいろなお魚でお試しください。おさかな料理のマンネリ脱出に一役買ってくれますよ♪

分量の目安は下記を参考に…

<材料(2人分)>
・鶏モモ肉(ムネ肉でも):1枚
・塩糀:大さじ1・1/2
・コショウ:少々
・レモン:1/4個
・ヨーグルト:大さじ2
・カレー粉:小さじ1
・ニンニク(すりおろす):一片
・ショウガ(すりおろす):一かけ
・醤油:小さじ1

 

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  • 高木 佐知子(たかぎ さちこ)

    Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。   【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。   子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。   料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。   「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。   とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。   何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。   平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。   ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪   【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。   Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/

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