糀で時短レシピ「平日はパパっと!魚小鍋で疲労回復!」

ぽかぽかお鍋がおいしい季節がやってきました~。
鍋、しゃぶしゃぶ大好きです。なぜなら準備が簡単だから。
シンプルな味つけでおいしいし、色々なバリエーションも楽しめるから。

魚や肉、野菜をカットするだけで準備完了。そのまま卓上で調理。
最高の時短料理ですよね~!

しかし、お鍋って準備は早くても、団らんしすぎてしまい(それはいいことなのですが、笑)
食べるのに時間がかかって遅くなり、明日も仕事なのにのんびりし過ぎてしまった~!
なんてことありません?(笑)

ゆっくり食べられない日は、パパっと小鍋がいちばん!
今日は、平日でも気軽に食べられる魚小鍋をご紹介します♪

本日のパパっと小鍋は、「魚介の黒ごま味噌鍋~山椒風味~」です♪

黒ゴマが視覚にも、味覚にもアクセントになった風味豊かなお鍋です。

魚介は、手に入るもの何でもいいのですが、魚・貝類・エビカニ類があると味わいも栄養も豊かになります。
寄せ鍋セットを使うのもいいですね。

野菜はシンプルに小松菜・もやしのみ!
旬の小松菜は、新鮮で安価なものが手に入りやすい時期。
カルシウム、ビタミンA・Cと栄養たっぷりです。

小松菜ももやしも、お財布にやさしく、火が通りやすい(=時短)食材です。
野菜は2種のみにすることで、準備の手間を省きます。

材料&下ごしらえ

それではさっそく、材料と準備を。

<材料(2人分)>
・魚(切り身)…小2切
・エビ…2尾
・ホタテ…2個
・小松菜…2株
・もやし…100g
・ラーメン(鍋用)…1玉
・九条ネギ…好きなだけ
・黒すりゴマ…大さじ2
・山椒…少々
・ラー油…お好みで

(鍋スープ)
・水…400㎖
・味噌…大さじ3
・醤油…大さじ1
・本みりん…大さじ1
・酒…大さじ1
・ごま油…大さじ1
・にんにく(すりおろす)…小さじ1
・おろししょうが(すりおろす)…小さじ1

<下準備>
・もやしはさっと水洗い、小松菜は洗ってザク切りに。
・九条ネギは洗って小口切りに。
・鍋スープは、材料をすべて合わせておく。

※スープは朝か、前日に混ぜ合わせて冷蔵庫に入れておくのが時短ポイント♪

<つくり方>
あとは、下準備した食材と鍋を食卓に並べて加熱するだけ。
1.土鍋に合わせた鍋スープを注ぎ、中火にかける。

2.沸騰したら火を弱め、魚介類を入れる。

3.魚介類に火が通ったら、小松菜・もやしを入れてさっとひと煮立ちさせればできあがり。
仕上げに黒すりゴマをたっぷりと振ります。

お好みで、山椒を振りながら食べるとピリリと香りよくて美味!
ビールにぴったりですぅ~~~!

〆はラーメンで黒ゴマ坦々麺風♪

ゴマが香るちょっぴり中華な濃厚スープはラーメンにぴったり。
スープは多めに残しておいてね(言うのが遅い!?)

1.スープを再沸騰させる(足りなければ、水と味噌、ゴマ油少々を足す)。
2.鍋用ラーメンを入れ、お好みの固さに煮る。
3.仕上げに黒ゴマ・九条ネギをたっぷりと。
4.お好みで、山椒・ラー油をかけていただく。

お鍋の季節になると、様々な鍋用スープがスーパーに並びますがこうして家にある調味料を合わせれば、簡単にヘルシーなアレンジ鍋ができます。

今回は、黒すりゴマと山椒がアクセントの変わり味噌鍋にしましたが、味噌を塩糀に変えると、塩味ベースのコクうまスープになってこれまたおススメですよ。

黒ゴマで疲労回復&アンチエイジング

黒ゴマに含まれるビタミンEは、細胞の酸化を抑え、血行を良くし、疲労回復に役立ちます。この鍋を食べれば、翌朝すっきりお目覚め!今日もガンバロウ!って元気が出ますよ~。

また、ゴマグリナン・ポリフェノールが豊富な黒ゴマは、アンチエイジング食材。
抗酸化作用があり、活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く働きをしたりしてくれます。

ゴマ和えだけでなく、普段から様々な料理に活用しましょう。
ゴマは粒のままでは消化しにくいので、すって使うのが◎です。

おわりに

さて、1年前から書かせていただいた“糀で時短レシピ”は今回20レシピ目となり、最終回を迎えることとなりました。
1年間ご愛読いただきまことにありがとうございました!

スーパーでも手に入る旬の魚と糀を使って、仕事帰りでもパパっと作れる“簡単おさかな料理”。
季節はまた巡ります。季節ごとに読み返していただき、忙しい日々の、皆さんの健康に役立てていただければ嬉しいです。

糀や発酵食品のある食卓を習慣にして、自己免疫力アップを心がけましょう♪

そして、、、

12月からは、「食育」をテーマにコラム連載を開始します!
子どもに限らず、パートナーや家族との食卓は心を繋ぎ、絆を育む大切な時間。
毎日の基本は時短レシピだけど、、月に1回ぐらい、魚を丸ごと買ってみたり、保存食づくりをしてみたり、田植えなどの農作業に挑戦したり、、、肩ひじ張らずに子どもたちや家族と一緒に学ぶ「食」を発信していきたいと思います。

コージーキッチン代表 高木佐知子

 

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  • 高木 佐知子(たかぎ さちこ)

    Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。   【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。   子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。   料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。   「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。   とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。   何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。   平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。   ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪   【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。   Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/

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