糀で時短レシピ【動画】「絶品!塩糀ゴマ酢ダレで”春ワカメのしゃぶしゃぶ”」

香りも歯ざわりもいい“春告げワカメ”

自家製の塩糀ゴマ酢ダレでいただく春ワカメ

今の時期、お魚売り場で目を引くのが「春告げワカメ」のラベル。

暦の上では春とはいえ、まだまだ冷え込む季節。

そんな季節に、目に飛び込む春らしいラベルにウキウキします♪

春色が嬉しい春告げワカメのラベル

ワカメは乾燥や塩蔵で年中食べられるので、わが家でも常備している定番の海藻です。

でも、実はワカメは春が旬。
採れ立ての生ワカメが出回るのは今の時期のみなのですね。

生ワカメは香りと歯ざわりが違うので、ぜひ味わいたいところ。

やっぱり、ワカメそのものの美味しさが楽しめるしゃぶしゃぶにしましょうか。

おうちでワカメしゃぶしゃぶ。楽しいですよ~。

市販のポン酢も美味しいですが、今日は塩糀で自家製のゴマ酢ダレを作って、優しく深い味わいを楽しんでみませんか?

万能塩糀ゴマ酢ダレ

塩糀ゴマ酢ダレは煮切った(沸騰させて冷ました)酒・酢と、ねりごま・塩糀・おろししょうがを混ぜるだけ!

つくり方は動画でどうぞ♪

酒・酢は電子レンジでチン♪してもOKです!

家にあるシンプルな調味料で作れるのでとっても簡単&ヘルシー。
さっぱりだけどコクと旨味があって美味しいのです。

作り置きしておけば、肉・魚のしゃぶしゃぶやサラダ、ちょっとした和え物にも使えて便利。ぜひ一度お試しを。

作って一晩以上置くと味がなじんでより美味しくなるので、使う前日までに作っておくと良いでしょう。

春告げワカメをチョキチョキ

茎の柔らかい春の生ワカメ

タレができたら、ワカメしゃぶしゃぶを準備しましょう!

今日のメインは“ワカメ”!だから、添えるのはお豆腐と野菜だけ。

…それじゃ物足りない?でも、たまにはいいじゃないですか~?(笑)

普段食べ過ぎてしまうワタシに優しいごはん。デトックスできるかも?なんて。

実際、ワカメはミネラル豊富、食物繊維もたっぷりでアルギン酸やフコイダンといった注目の機能性成分も含まれています。

低カロリーだけど、脂質も含まれるので意外と満足感もあるのですよ。

普段から、手軽に取り入れたい“海の野菜”のひとつですね。

準備は10分!

具材はワカメ・水菜・豆腐

①鍋に水と昆布を入れる。
※出汁はお好きなもので。水だけでもOK。

②ワカメは、洗ってからキッチンばさみで切る。
※春ワカメは柔らかいので茎ごと食べやすい大きさに切ればOK!茎が固い場合は、葉と茎を分けます。

③水菜も洗って食べやすい大きさにカット。豆腐も切ります。

④②と③を器に並べ、呑水(とんすい)などに塩糀ゴマ酢ダレを注ぐ。

いただきま~す!

お湯に入れると、すっと鮮やかな緑色に

茶色っぽい生ワカメがお湯につけた瞬間に緑色に変化!

これは楽しい~。子どもたちからも歓声が上がります。

塩糀ゴマ酢ダレをつけて、ほおばると…磯の香りがふわっと鼻を突き抜けます。

そして歯ざわり。これは、乾燥ワカメでは味わえない食感!

美味しい~。ああ、幸せ。海藻をこんな風に楽しめるなんて。

やっぱり日本の食文化は素晴らしいですね。

旬を楽しむ簡単アレンジ

柑橘を搾るとまた風味がアップ

今日は、知り合いの山口の漁師さんからいただいた“橙(だいだい)”があったので少し搾って食べてみました。これまたいい!

土地の柑橘類があると、寒い季節の食卓が華やぎますよね。

お刺身に搾って食べたりするのも大好きです。

〆は反則技!?(笑)アサリと残ったワカメで雑炊にしちゃいました。

アサリもこれから旬を迎えます。

なんだか磯の香たっぷりのワカメと合わせいな~と思って。
はあ~。ワカメの香が溶け込んだスープとアサリの旨味がたまりません。
〆の味つけは、醤油をたらしただけ。

ご馳走様でした。

ちなみに、、、このタレは、お刺身にも合いますよ。
さっとゆでた菜の花と鯛刺しを合わせてこんな一品もいかが?

鯛と菜の花塩糀ゴマ酢ダレかけ

材料の目安はこちら

<塩糀ゴマ酢ダレ(作りやすい分量)>
・ねりごま(白):50g
・酒:80ml
・酢:80ml
マイ塩糀:大さじ4
※もちろん市販の塩糀でもOK!
・おろし生姜:小さじ1

<ワカメしゃぶしゃぶ(2人分)>
・生ワカメ:1パック(180gくらい)
※なければ湯通しワカメでも美味しくいただけます!
・水菜:1束
・豆腐:1/2丁
・昆布出汁:1ℓくらい
・ゴマ酢ダレ:適量
・アサリ、ご飯、醤油、青ネギ:各適量

ねりごまは、主にスーパーのごまコーナーにビン入りかパック入りで売ってますよ〜。
塩糀ゴマ酢ダレを作って余ったら、
はちみつと一緒にパンに塗ってごまトースト、味噌汁に加えたり、ごま豆乳スープなどにいかがでしょう♪

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  • 高木 佐知子(たかぎ さちこ)

    Cozy Kitchen代表。糀マイスター、みそソムリエ。 「発酵子育てキッチン」連載がスタート! 2019年11月~2020年11月まで、「糀で時短レシピ」を連載。糀の力を活用した、簡単だけどおいしくてヘルシーなレシピを紹介してきました。 2020年12月からは、「発酵子育てキッチン」と題し、リアルな子育て・食育奮闘記の連載がスタートしました。   【現役ワーママの食育事情―「発酵子育てキッチン」連載にあたり】 年の差三姉妹(15歳・7歳・5歳)の子育てと通勤生活に奔走する中、“糀でおいしく健康&毎日無理ない炊事”をテーマに日々料理研究している高木です。   子育てと通勤をこなす日々は本当に忙しいです! 高木家では、毎日の炊事は時短が基本だけどときどき子どもたちと“キッチンに立つ”時間を大切にしています。   料理を任せたときの、子どもの真剣な眼差し。これがたまらなくいいのです。そしてできた!時のキラキラした笑顔。きっと子どもの力になると信じています。   「食べること」=「生きる力」。 「食育」という言葉が定着して久しいけれど、食の基本は家で育むものと思います。   とはいえ、私もドタバタ子育て真っ最中で自信なんて全くありません! 時間の余裕のなさに、家族にイライラをぶつけてしまって反省することもよくあること。   何が正しいかなんてわからないけど、“台所仕事は楽しい”を共有できたらきっといい時間になるし、子どもの生きる力につながるはず…と。   平日は忙しくとも、ゆっくりできる週末に家族で農業体験をしたり、季節の発酵食品づくりをしたり、魚を丸ごと捌いたり・・・・・・。 そして時には食育失敗談も…!?高木家のリアルな“発酵子育てキッチン”をお伝えできたら…と思います。   ——“発酵”を待つように、成長をあせらず見守りたいな。親も子も一緒にのびのび発酵♪   【略歴】 旬の魚とお酒に目がないワーキングマザー。日本さかな検定2級。 千葉県生まれ。農家の祖父母のもとに育ち、幼少より発酵食品に親しむ。現在は子育てと仕事に奔走する傍ら、料理研究する日々。自家製発酵食品を活用して、忙しくても無理なく続けられる“台所仕事”とお気楽“食養生”を、身をもって実行している。 活動実績は、発酵料理講師、飲食店の糀メニュー監修・レシピ開発、メディア取材協力、第2回フレッシュミズ部会講師、プライドフィッシュを使った料理教室など。流山市在住。   Cozy Kitchen〜醸す台所〜 Facebook:https://www.facebook.com/cozykitchen.jp/ Instagram:https://www.instagram.com/cozykitchen_jp/

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