スズキdeふんわりさっぱりムース~あつい夏のおもてなしに~

あつ~い夏がやってきました!
低脂肪、高タンパクなスズキを使って、ふんわりさっぱりのお魚料理に挑戦してみませんか?
海の日、オリンピック、お盆休み、今年の夏もお家で過ごすという方必見!
見た目はまるでデザート!?ひんやりさわやか~お酒のお供にもなるメニューです♥

夏を代表する魚「スズキ」

千葉県のプライドフィッシュ「船橋の瞬〆スズキ」 https://www.pride-fish.jp/(プライドフィッシュ公式WEBサイト)

今回のお料理に使うスズキ(鱸)は夏を代表する白身魚。出世魚で、成長とともにセイゴ→フッコ→スズキと呼び名が変わるそうです。
白身魚の中でも淡白でクセが少ないので、新鮮なものはお刺身やカルパッチョで食べるのがおススメ。ちなみに、スズキを高級魚として扱うフランス料理では、ムニエルが有名です。火を通すと身がしまりしっかりするので、フライやポワレなどにしても美味しく召し上がれます。

スズキは、高タンパクで低脂肪なだけでなく、栄養素がとても高い魚です。特にビタミンが豊富で、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。
タンパク質は、胃の粘膜をアルコールから守ってくれますので、この夏ホームパーティーやおもてなしにぜひ選んでほしいお魚です。

それでは、レシピをご紹介します!

≪レシピ≫スズキdeふんわりさっぱりムース

【材料】4人分(ココット4個分)

●《スズキのムース》

  • スズキ(白身魚)…150g位
  • 白ワイン…大さじ1
  • 塩…少々
  • ホタテ貝柱水煮缶(カニカマでもOK)…40~50g位
  • 卵白…1個分
  • 生クリーム…200g
  • 塩… 少々

●《コンソメジュレ》

  • 水…250㏄
  • コンソメキューブ…1個
  • ゼラチン5g+水25㏄
  • 塩コショウ

●《青いジュレ》

  • バタフライピー…5g位(ティーパック1袋)
  • 水…150㏄
  • ゼラチン3g+水15g
    (バタフライピーは、このコラムの後半「自然食育アドバイザーRinoの食材豆知識💗」コーナーで詳しく紹介します)

●《お魚トマトゼリー》

  • トマトジュース…100㏄
  • レモン汁…小さじ1
  • ゼラチン5g+水20㏄

●《付け合わせ夏野菜》

  • オクラ…3~4本※
  • ヤングコーン…3~4本※
    ※オクラとヤングコーンは塩ゆでして1㎝幅位の輪切りしておきます。
  • 枝豆…20粒くらい (塩ゆでしてサヤから取り出しておきます)

【作り方】

●≪コンソメジュレ・青いジュレ・お魚トマトゼリー≫

(1)ゼラチンは水大さじ2でふやかしておきます。

(2)≪コンソメジュレ≫水を沸騰させ火を止め、コンソメ、水で戻したゼラチン、塩コショウを加えきれいに溶かしたら粗熱をとり、容器に入れ冷蔵庫で冷やし固めます。

(3)≪青いジュレ≫バタフライピーのお茶をつくり、温かいうちにゼラチンを溶かします。粗熱をとったら容器に入れて冷やし固めます。

(4)≪赤いお魚ゼリー≫温めたトマトジュースにゼラチンを溶かし、レモン汁を加えます。平らな容器に入れ冷やし固めてからお魚の抜型で抜いておきます。

●≪スズキのムース≫

(1)スズキの切り身に白ワイン、塩少々をふってさっと下茹でし、皮と骨をていねいに取り除きます

(2)フードプロセッサーに、スズキ、かにかま、卵白を入れて混ぜます。さらに生クリームを加え滑らかなクリーム状にします。塩少々を加えて味を調えます。

(3)クリーム状にしたものをうすく油を塗ったココット型に入れ、アルミホイルをかぶせます。

(4)フライパンに水を1cm〜2cm注いで沸騰させ、ココット型を並べて8分〜10分弱火で蒸します。

(5)冷蔵庫でよ~く冷やしてからお皿に盛り付けます。冷やし固まったコンソメジュレをフォークなどで潰し、細かく切ったお野菜とあえて、ムースにかけます。青いジュレも同様にフォークで細かくし、所々アクセント的に添えます。お魚トマトゼリーを飾って出来上がり~♪

自然食育アドバイザーRinoの食材豆知識💗バタフライピー

今回は、「バタフライピー」のきれいな青色を利用して、海のイメージのジュレを作りました。

「バタフライピー」は、美しいコバルトブルーの色が何とも印象的なハーブティーです。嘘みたいにきれいな青色なので、私も初めて見た時は、着色料入り?と思ってしまいましたが、青いお花を咲かせるマメ科の植物(ハーブ)から出る天然の色です。大きく開いた花びらが蝶に似ていることからその名が付けられたそうです。ちなみに日本語だとそのまま「蝶豆」、タイ語だと「アンチャン」と呼ばれます。

天然色素に含まれる「アントシアニン」は、アンチエイジングやダイエット、美肌にも効果が期待できると言われていて、本場のタイでは30~40代の働く女性たちがマイボトルにバタフライピーを入れて持ち歩いているのだとか!
味を変化させたいときは、レモンなどの柑橘系の果汁を加えるのもおススメ。なんときれいな青色から紫色に!色の変化も楽しめます。
かすかな豆の香ばしい香りがしますが、それほど強い香りではなくクセがないので、お料理やお菓子、ドリンクなどさまざまな用途に活用してみてくださいね♡

By Rino

 

安心安全で身体に優しいお料理&美味しくて可愛いスイーツやパンのレシピなど、情報発信中💕

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  • 小澤紀子・Rino (こざわ のりこ・りの)

    『Studio Angelino』『mamakotoカフェ』オーナー。自然食育アドバイザー認定講座講師。ウエディングプロデューサー。   【美と健康をつくる旬魚 de 楽しく美味しくHappy Life~♪】   こんにちは!美味しい物と可愛い物を作り出しみんなの笑顔を見ることが大好きな自然食育アドバイザー講座 講師のRinoです。   「ハレの日お魚料理」では、月に1回、いつもよりすこしだけ特別な材料で、いつもよりすこしだけ手間をかけて、心も体も美しく健康にしてくれるお魚レシピをご紹介していきます! 自然食育アドバイザーRinoが教える、食材の豆知識もお楽しみに♪   日本には四季折々、旬の食べ物がた~くさんありますね。 旬の物を食べることで、季節を感じたり、美的感覚をも養うことができます。 なかでもお魚は、サワラと言ったら春!、サンマと言ったら秋!など、旬を感じやすく、四季の食卓を彩ってくれます。 そして、日本の漁師さんたちが環境や資源を大切にしながら獲ったお魚は、食材にこだわる自然食レシピにもってこいです。   悲しいことに、日本人の魚の消費量は年々減っているそうです。 ヘルシーで栄養豊富なお魚を食事に取り入れることは、美容と健康へのメリットがたくさんあります。 それに、工夫次第でがっつりメニューにも変身するお魚は、普段はお肉派の人にもおすすめですよ~。 大切な日本の食文化と食材の魅力を見つけていきたいですね!   ワクワクする、楽しくて、可愛くて、美味しいオリジナルのレシピを、私らしくお届けしていきたいと思っています💕   【略歴】 横浜生まれ。今年26歳と14歳になる2人の息子のシングルマザー。実は、2度の結婚、2度の離婚を経験。 幼稚園教諭、大手料理教室マネージメント、ウエディングプロデュース等、様々な経験を経て2011年3月にキッチンスタジオ『Studio Angelino』をオープン。 2014年より、食材にこだわり安心安全な食を伝える人材育成のため、「自然食育アドバイザー認定講座」を開設。 2015年には、子育て世代が安心して利用できる場所とお料理を提供する「Mamakotoカフェ」を開設。 そのほか、朝活料理レッスンなど、食にこだわり心と体の健康に寄り添った企画を多数実施中。 ※2020年12月より改装工事中。リニューアルオープンは2021年7月予定。   安心安全で身体に優しいお料理や、美味しくて可愛いスイーツやパンのレシピ研究に邁進中! 公式ブログ:ナチュラブフードでハッピーな暮らしのお手伝い Instagram:https://www.instagram.com/angelino_rino/ Facebook :https://m.facebook.com/natuloveangelino/

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