ハレの日お魚料理 イサキのハンバーグとフライdeくじらの親子バーガー 2021.6.15 小澤紀子・Rino (こざわ のりこ・りの) 印刷する もうすぐ父の日!親子で仲良く楽しくお魚バーガー作りに挑戦してみませんか? 今回は、ぜいたくにイサキを3尾使ったレシピ!1尾はたたいてハンバーグに、2尾はパン粉をつけてフライにしました。 そして、手ごねのパンをくじら型にして、可愛い親子のくじらバーガーをつくりました。 ぜひ、今年の父の日は、お魚をさばいてみたり、パンをこねこねしてみたり、親子で仲良く楽しくクッキング~挑戦してみてくださいね♪ 骨やヒレがかたい魚なので、調理する際や、食べるときには注意してください。 初夏が旬「イサキ」夏を代表する魚の一つ「イサキ」。身のしまった、くせのない白身の魚で、一般に「梅雨いさき、夏たかべ・・・」と言われるぐらい、初夏はイサキが美味しい時期です。 初夏から夏を旬とする魚の中では、比較的脂肪が多めで、DHAやEPAなどの脂肪酸も多く含まれるので、生活習慣病の予防に最適です。ビタミン類では、カルシウムの吸収をよくするビタミンD、体内の脂肪の酸化を予防し老化防止によいとされるビタミンEのほか、ビタミンA、B1、B12なども含まれます。 淡白な味でいろいろな食材と組み合わせやすい「イサキ」は、料理のバリエーションも豊富です。新鮮で大振りなものが手に入ったら、刺し身や塩焼きにするのがおススメ。ほかに、煮つけやバター焼き、ムニエル、から揚げなどの揚げもの、椀だね、中国料理の材料でも活躍しちゃいます。 * * * ≪レシピ≫イサキのハンバーグとフライdeくじらの親子バーガー【材料】 ●《イサキハンバーグ》ミニサイズ4個分 イサキ…1尾 塩…適量 玉ネギのみじん切り…1/3本 水切りした豆腐…1/4丁 溶き卵…1/2個分 味噌…小さじ1位 ●《イサキのフライ》 イサキ…2尾 塩コショウ…適量 小麦粉…大さじ2位 溶き卵…1/2 パン粉…大さじ4~5位 ●《くじらのバンズパン》 強力粉…180g 米粉…70g 塩…4g とかちの酵母(ドライイースト菌)…3g 水…50g てんさい糖…ドライイースト用5g、生地用25g 豆乳…100g ギーオイル(無塩バター)…20g ●《バーガーの具や飾りなど》 タルタルソース スライスチーズ 海苔 * * * 【つくり方】 ●《イサキハンバーグ》ミニサイズ4個分 (1)イサキは3枚におろし、両面に塩をふり、20分位置いておきます。その後、水で洗ってキッチンペーパーでふき取り、細かくみじん切りにします。 (2)ボウルに(1)と玉ねぎのみじん切り、水切りした豆腐、溶き卵、味噌を入れてしっかり混ぜます。 (3)フライパンにオイルをひき、4等分ずつ小判型に形をととのえて入れて、片面3分ずつ焼いていきます。仕上げにさっと醤油を塗ると美味しいです! ●《イサキのフライ》 (1)3枚におろしたイサキは軽く水気をふきとり、半分の大きさに切って塩コショウで下味をつけます。 (2)小麦粉→溶き卵→パン粉の順につけて、170~180℃の油で2~3分揚げます。 ●《くじらのバンズパン》 くじらバンズの材料です♪ (1)イースト作り。ぬるま湯に酵母とてんさい糖(5g)を溶かして15分ほど常温に置き、酵母を目覚めさせます。ブクブクと泡立ってきます。 (2)生地の生成。ボウルに強力粉・米粉・塩・てんさい糖(25g)を計量(塩とてんさい糖は離して置く)。豆乳と(1)のイーストを加え、スケッパーなどで混ぜ、粉っぽさがなくなったら台に取り出し捏ねます。 ギーオイル(無塩バター)を加えてさらに滑らかになるまで捏ねます。 (3)ある程度、滑らかな生地ができたら、丸めて30分位1次発酵させます。 (4)2倍くらいの大きさになったら、握りこぶしで軽くガスを抜き、大4小4の8分割にします。 →まず1/2に分割し、一つをさらに3分割、もう一つは1/3と2/3に分けて、2/3の方はさらに4分割にする。 (5)丸めて、濡れ布巾とラップをかけて15分位お休みします(ベンチタイム)。 (6)くじらの成型 ▼動画を参考にしてみてください! (7)濡れ布巾とラップをかけて20分位二次発酵!ひと回り大きくなったらOK! ★ここでオーブンの予熱を入れます。 (8)全体に溶き卵を塗り、オーブンで焼きます(190℃前後 10~12分)。 ●《バーガーの具や飾りなど》 スライスチーズ・海苔で目をつけ、口を包丁で切りこみ、イサキのフライやハンバーグ、タルタルソースなどを挟んだら、くじらの親子バーガーの出来上がり~♪ * * * 自然食育アドバイザーRinoの食材豆知識💗ドライイーストパン作りに欠かせないイースト菌。そもそもイーストとはなんでしょうか? イーストは、酵母菌の一種である微生物です。糖分と水分を与え、適切な温度にすることで働きます。 酵母が一番元気に働く温度帯は35~40℃。35℃以下、45℃以上では働きが鈍くなり、60℃以上では死んでしまいます。 ですから、パン作りをするときは、35~40℃ぬるま湯を使うとイーストの活動が盛んになり失敗しにくくなりますよ。 また、イーストは砂糖を養分として盛んに活動し、逆に塩に触れると活動が鈍る特徴があります。ボウルに材料を入れて計量するときは、イーストと塩は離して入れるようにするのがポイントです。 「予備発酵※」という工程では、酵母が目覚めプクプクと泡立つ様子を見ることができます。それがとても自然の生命力を感じ、ワクワク♪パン作りの楽しさのひとつでもあります! ぜひ、お子様とご一緒にイースト菌を目覚めさせるところからパン作りを楽しんでみていただけたらと思っています。 ※「予備発酵」・・・40℃くらいの温水に砂糖を溶かし、そこに酵母を加え、休眠した状態から目覚めさせる。 ▼今回のレシピで使った酵母 とかちの酵母(活性ドライイースト) 北海道十勝野のエゾヤマザクラというさくらんぼから生まれた酵母で、発酵力に優れ、やさしい香りがするのが特徴です。 By Rino 安心安全で身体に優しいお料理&美味しくて可愛いスイーツやパンのレシピなど、情報発信中💕 ▶公式ブログ:ナチュラブフードでハッピーな暮らしのお手伝い ▶Instagram:https://www.instagram.com/angelino_rino/ ▶Facebook :https://m.facebook.com/natuloveangelino/ レシピ食育小澤紀子・Rino (こざわ のりこ・りの)『Studio Angelino』『mamakotoカフェ』オーナー。自然食育アドバイザー認定講座講師。ウエディングプロデューサー。 【美と健康をつくる旬魚 de 楽しく美味しくHappy Life~♪】 こんにちは!美味しい物と可愛い物を作り出しみんなの笑顔を見ることが大好きな自然食育アドバイザー講座 講師のRinoです。 「ハレの日お魚料理」では、月に1回、いつもよりすこしだけ特別な材料で、いつもよりすこしだけ手間をかけて、心も体も美しく健康にしてくれるお魚レシピをご紹介していきます! 自然食育アドバイザーRinoが教える、食材の豆知識もお楽しみに♪ 日本には四季折々、旬の食べ物がた~くさんありますね。 旬の物を食べることで、季節を感じたり、美的感覚をも養うことができます。 なかでもお魚は、サワラと言ったら春!、サンマと言ったら秋!など、旬を感じやすく、四季の食卓を彩ってくれます。 そして、日本の漁師さんたちが環境や資源を大切にしながら獲ったお魚は、食材にこだわる自然食レシピにもってこいです。 悲しいことに、日本人の魚の消費量は年々減っているそうです。 ヘルシーで栄養豊富なお魚を食事に取り入れることは、美容と健康へのメリットがたくさんあります。 それに、工夫次第でがっつりメニューにも変身するお魚は、普段はお肉派の人にもおすすめですよ~。 大切な日本の食文化と食材の魅力を見つけていきたいですね! ワクワクする、楽しくて、可愛くて、美味しいオリジナルのレシピを、私らしくお届けしていきたいと思っています💕 【略歴】 横浜生まれ。今年26歳と14歳になる2人の息子のシングルマザー。実は、2度の結婚、2度の離婚を経験。 幼稚園教諭、大手料理教室マネージメント、ウエディングプロデュース等、様々な経験を経て2011年3月にキッチンスタジオ『Studio Angelino』をオープン。 2014年より、食材にこだわり安心安全な食を伝える人材育成のため、「自然食育アドバイザー認定講座」を開設。 2015年には、子育て世代が安心して利用できる場所とお料理を提供する「Mamakotoカフェ」を開設。 そのほか、朝活料理レッスンなど、食にこだわり心と体の健康に寄り添った企画を多数実施中。 ※2020年12月より改装工事中。リニューアルオープンは2021年7月予定。 安心安全で身体に優しいお料理や、美味しくて可愛いスイーツやパンのレシピ研究に邁進中! 公式ブログ:ナチュラブフードでハッピーな暮らしのお手伝い Instagram:https://www.instagram.com/angelino_rino/ Facebook :https://m.facebook.com/natuloveangelino/このライターの記事をもっと読む
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