日本の漁師たち 【漁業×農業】JF全国漁青連がJA全青協とWEB交流会2022 2022.9.30 JF全漁連編集部 印刷する テーマは、「コロナ禍の中での青年部活動の方法、第一次産業(漁業・農業)」情勢漁業協同組合青年部の全国団体であるJF全国漁青連は9月15日、農業協同組合青年部の全国団体である全国農協青年組織協議会(JA全青協)とWEB交流会を開催しました。 この交流会は、「一次産業の生産者として手を携えたい」というJA全青協執行部からの呼びかけで実現したもので今回が3回目の開催になります。JF全国漁青連から8人、JA全青協から7人が参加しました。 昨年に続いて「コロナ禍の中での青年部活動の方法、第一次産業(漁業・農業)の情勢」をテーマに各団体の活動内容紹介・情勢報告を行いました。司会進行はJA全青協の稲村政崇副会長。笑みがこぼれる自己紹介から和やかにスタートしました。 * * * JF全国漁青連、2021年度のテーマは「プラス思考で漁業を楽しく!~広い視野で革新的な未来の漁業へ~」JF全国漁青連は、2021年度は「プラス思考で漁業を楽しく!~広い視野で革新的な未来の漁業へ~」をテーマに活動しました。コロナ禍の中で、各種イベントの延期など活動縮小を余儀なくされながらも、オフラインでの活動のほか、オンラインでの会議や勉強会を実施してきました。 JF全国漁青連の川畑友和会長は、まずは、小泉進次郎衆議院議員との懇談を紹介。JF全国漁青連役員7人の内2人はオンラインで参加。ブルーカーボンなどについて意見交換を行いました。 ※撮影のためマスクを外しています次に、魚食普及活動の一環である小学校への出前授業を紹介。新型コロナウィルス感染防止対策を徹底して実施した授業では、日本の漁業の特徴や漁師の一日、海を守る漁師の取り組みなどを写真や動画を使って説明。後半は、川畑会長によるカンパチの解体ショーを行い、児童らに漁業や魚、漁師の魅力を伝えました。 魚をさばく川畑会長Sakanadia関連記事 ▶JF全国漁青連が東京・練馬区立春日小学校で出前授業—今年で5年目 オンライン授業とYouTubeコラボそして、コロナ禍ならではのオンラインで行う新しい取り組みを二つ紹介しました。 一つ目は、オンライン授業です。全国の小学生を対象に、子供向けオンラインイベントプラットフォーム『こどハピ』で漁師と魚の魅力を伝えました。 ホタテ養殖の現場からオンライン授業を行いました。『こどハピ』でのオンライン授業は、2022年も10月に実施します。 申し込みはこちら(こどハピのWEBサイト) Sakanadia関連記事 ▶JF全国漁青連がオンライン子ども大学「こどハピ」で出前授業 次に、2021年より開始した白鶴酒造株式会社のYouTubeチャンネル「白鶴酒造公式チャンネル」とのコラボです。企画への協力のみならず、実際に漁師さんも出演し、全国の漁業や魚介、漁師さんの魅力を発信しています。 YouTubeチャンネル「さばいどる白鶴ベース 漁港巡り企画」 Sakanadia関連記事 ▶JF全漁連・JF全国漁青連×白鶴酒造がコラボ! 白鶴公式YouTubeで“さばいどる かほなん”が 全国の漁業や魚介、漁師さんの魅力を発信する企画を開始! * * * JA全青協、「JA全青協ポリシーブック」JA全青協ポリシーブック表紙JA全青協の報告では、佐藤崇史会長から、「JA全青協ポリシーブック」について紹介。「自分たちのさまざまな農業の課題を全国の盟友(仲間)と1年を通して話し合ってポリシーブックを毎年、更新している。さまざまな方といろいろな意見交換をするときにポリシーブックを活用している」と紹介。また具体的な施策として、「農業の事故率を減らすために、農作業の中で危険なリスクを洗い出してポリシーブックに掲載している」と説明しました。 YouTubeチャンネル「アグリンch(農Tuber)」を公開中!アグリンchは、JA全青協とJAなどが連携し、全国6地域から1名ずつ、個性豊かな若手農業者を「農Tuber」に選任し、農業の現場を臨場感あふれる映像で紹介しています。 YouTubeチャンネル「アグリンch」 https://www.youtube.com/channel/UCYbhs_fIsoUUCy-NBtagzoQ 各地域の青年部による農業や農産物のPR動画続いて、農業や農産物のPR動画について紹介。動画は、全国の各地域の青年部が各々制作しています。全国大会で表彰したり、さまざまな場所で活用しています。 YouTubeチャンネル「JA全青協」 https://www.youtube.com/channel/UCJZu-kgYUDm41VzZjCMEgow/videos 最後に、JA全青協の佐藤会長が「青年部の活動は来年で70年目を迎え、盟友の皆さんが輝けるような組織作りをしていく。今年度は3年ぶりに、コロナ禍で行けなかった海外研修を行う予定。協同組合や農業などを学び、アグリンch(農Tuber)で紹介する予定」と語りました。 そして、JF全国漁青連理事とJA全青協執行部はお互いに、一緒に活動を行っていきたいと締めくくりました。 * * * 魚でカンパイ!一次産業を熱く語り合う交流会後には、さらに絆を深めるため、地酒や特産品などを楽しみながらのオンライン懇親会を開催しました。今年もお酒のお供は鹿児島県産のカンパチ。JF全国漁青連の川畑会長が事前に皆さんに送ったものです。ともに一次産業をけん引する同志として、熱く語り合いました。 Sakanadia関連記事(昨年の様子) ▶【漁業×農業】JF全国漁青連がJA全青協とWEB交流会 コロナ対策漁師青年部JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
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