JF北海道ぎょれんがさらなる海洋環境及び生物多様性の保全活動へ「ネイチャーポジティブ宣言」を発出 

この情報は北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。

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JF北海道ぎょれんでは、「浜のために、浜とともに」という組織理念の下、道内水産物の健全な生育の前提となる森、川、海の環境を守るため、昭和63年から累計125万本以上の植樹を行い、道内河川の水質をモニタリングするなど、漁業環境の維持に努めてきました。また、産・学・官で連携し、前浜の生態系を脅かす密漁・乱獲の抑止やゴミの不法投棄などの諸課題に根強く取り組んできたほか、近年はマイクロプラスチック抑制の取り組みや、ブルーカーボンを推進する各種プロジェクトの支援も行っています。

そうしたなか、近年相次ぐ異常気象や海水温上昇などの環境課題について、これまで以上に海洋環境及び生物多様性の保全活動を強く推し進めるため、この度「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」事務局(環境省)に対し、国内の漁協系統団体では初めて、独自の「ネイチャーポジティブ(自然再興)宣言」を発出しました。

今後もJF北海道ぎょれんでは、海洋環境に配慮して各種事業を行うとともに、北海道漁業の振興発展と漁業経営の安定のため、自然環境の存続と生物多様性の保全に注力していきます。

※ネイチャーポジティブ(自然再興)とは…
自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させることを意味します。2022年12月に開催されたCOP15(国連生物多様性条約第15回締約国会議)において、日本を含め参加各国は、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、反転させ、回復軌道に乗せることで合意しました。これを受け、J-GBF では、2023年の第1回総会で「J-GBFネイチャーポジティブ宣言」を発表。この宣言はネイチャーポジティブを実現するような社会経済活動の拡大を目指すもので、J-GBFに参加の団体は、この宣言に基づき、「J-GBFネイチャーポジティブ行動計画」を策定し、新たな国際目標の達成に積極的に貢献していきます。

ネイチャーポジティブについて詳細はこちら
https://www.jgbf-npdeclaration.iucn.jp/

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