海と魚を守る 第40回全国豊かな海づくり大会、宮城県で開催 2021.10.22 JF全漁連編集部 印刷する 大会テーマは「よみがえる 豊かな海を 輝く未来へ」放流行事の模様第40回全国豊かな海づくり大会が10月3日、宮城県石巻市のマルホンまきあーとテラス及び石巻魚市場・石巻漁港を主会場に開催され、式典行事、海上歓迎・放流行事が行われました。天皇皇后両陛下は皇居・御所からオンラインで臨席されました。 今大会のテーマは「よみがえる 豊かな海を 輝く未来へ」。発生から10年が経った東日本大震災で、これまで寄せられた支援に対する感謝の想いと復興が進んだ水産業の姿などを宮城県から県内外に発信、PRしました。 天皇皇后両陛下はオンラインでご臨席式典行事の模様式典行事は3日、石巻市のマルホンまきあーとテラスで開催され、宮城県漁業協同組合(JFみやぎ)の寺沢春彦組合長の開会の言葉で幕を開けました。国歌静聴の後、全国豊かな海づくり大会会長の大島理森衆議院議長が「豊かな海を継承するため、関係者をはじめ多くの皆さんに今後もご尽力いただきたい」、村井嘉浩宮城県知事が「当たり前にある日常や豊饒な海、ご支援への感謝を忘れず、宮城の水産業の明るい未来を描きたい」と挨拶し、齋藤正美石巻市長が歓迎の言葉を述べました。 その後、天皇陛下からおことばを賜わりました。 功績者団体を表彰功績団体表彰では、大島大会会長、野上浩太郎農林水産大臣(当時)、小泉進次郎環境大臣(当時)、神谷崇水産庁長官、村井宮城県知事が、それぞれ部門別代表者に表彰状を手渡しました。 続いて、作文コンクールの小学校低学年の部で最優秀賞を受賞した大森心結さん(宮城県石巻市立蛇田小)による作文「わたしの体は海でできている」の朗読・発表、大会開催を記念して放流されるマガキ、ノリ、エゾアワビ、イワナの紹介、若手漁業者らによる「海づくりメッセージ」が行われました。 その後、岸宏大会推進委員会会長(JF全漁連会長)が大会決議を朗読、満場の拍手をもって採択されました。 最後に、村井宮城県知事から次回開催県の齋藤元彦兵庫県知事へ大会旗の引き継ぎが行われました。 式典後にはホシガレイとヒラメを放流稚魚を放流する大島大会会長、岸大会推進委員会会長(写真左から)式典後の放流・歓迎行事は、石巻魚市場・石巻漁港(石巻市)の特設会場で行われました。 両陛下は式典に引き続き、オンラインで臨席され、宮城県内の漁船や県取締船などによる海上パレードや、大島大会会長、岸大会推進委員会会長らによるホシガレイとヒラメの稚魚放流をご観覧されました。 海上パレードの模様続いて、石巻市立寄磯小学校の生徒4人が誓いの言葉を宣言し、天皇陛下が「海を大切に思う気持ちが伝わってきました。これからもその気持ちを持ち続けてください」とお声掛けされました。 次回大会は、来年11月13日に兵庫県明石市で開催予定です。 JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
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