これからの漁村を担う4人が入学 全国漁業協同組合学校2023年度 第84期 入学式

漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(千葉県・柏市)は4月6日(木)、第84期生の入学式を行いました。

本年度は北海道から2人、三重県から2人の計4人が入学しました。

吉田博身校長は、新入生に歓迎の意を示すとともに学校生活の心構えを紹介した上で、「この一年間で互いに助け合い、学習と寮生活を全うし、知識を習得して互いの絆を深めながら、逞しく成長することを心から願います」と訓辞を述べました。

訓示を述べる吉田校長

このほか、JF全漁連の坂本雅信会長、農林中央金庫の木村直人JFマリンバンク部長、全国漁業共済組合連合会の岩下巧常務理事、全国漁業協同組合学校同窓会の髙橋忠志会長が、それぞれ祝辞を述べました。

祝辞を述べる坂本JF全漁連会長
緊張した表情で真剣に話を聞く新入生たち

入学生を代表して片山康さん(三重県)が、「私たち84期生は、4人という少人数ではありますが、漁業や漁協職員に必要な基礎知識の習得や、資格取得に向けて互いに切磋琢磨していきます。そして、一年間の寮生活を通して、団結力を高めていき、卒業後も手を取り合い助け合える仲を築いていこうと決意をしております。組合学校の諸先輩方が築いてこられた永い歴史と伝統を守り、充実した学校生活にしていきます」と宣誓しました。

入学生を代表して宣誓する片山康さん

組合学校の履修科目には、簿記やパソコンなど基本的なビジネススキルのほか、漁業に関する法制度や水産物マーケティングなどの専門的なものもあります。また座学だけでなく、JFグループのネットワークを活かした漁協での実地研修や中央団体との懇談の場、同じ協同組合の仲間であるJA(農協)などの視察・訪問も設けられています。

学生たちはこれから一年間、寮で共同生活をしながら、漁協職員としての資質とスキルを磨いていきます。

左から、服部凌河さん(三重県)、鈴木颯太さん(北海道)、加藤将宗さん(北海道)、片山康さん(三重県)
  • JF全漁連編集部

    漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebook

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