日本の漁師たち 「青年漁業者のためのブラッシュアップ研修会2026」開催 2026.7.28 JF全漁連編集部 印刷する 漁業協同組合青年部の全国団体である全国漁青連は7月7日、AP東京八重洲で「青年漁業者のためのブラッシュアップ研修会2026」を開催し、約60人の青年漁業者や漁協職員が全国各地から参加しました。 今回の研修では、学識経験者による日本の漁業の現状や漁協の役割分担などの解説のほか、水産予算などに関する中央情勢報告や、JF全漁連およびJFグループの運動展開の紹介などを行い、参加者が漁業や水産関連政策に関する理解を深め合いました。 研修会場の様子最初に、北海学園大学の濱田武士教授が自著のタイトルと同じ「グローバル化する魚食と日本漁業の未来」というテーマで講演を行いました。 濱田教授は日本漁業の未来のために重要なこととして、①鮮魚流通の重要性の再確認、②行政、漁業者、科学機関が三位一体の関係となった資源管理、③漁業の生産性の向上、④「稼げる漁場」に再編成するーの4点を挙げました。 日本国内の魚食文化と今後の水産業界の戦略については、「海外からの輸入物が多くなる一方、日本で獲れた鮮魚は海外で人気。そのため日本人は安い魚を食べられるが、日本の良いものが日本人には届いていない」と現状を話しました。魚食文化を守っていくことに関しては、「物流業界との連携も行い、どのように日本人に国産物を食べてもらうか対策を取ることが大切」と呼び掛けました。 また、これからの漁業経営を豊かにするため、まず漁業者の減少を食い止めて、新たな漁師や漁業関係者を増やしていくことや鮮魚流通の重要性を再確認しつつ、漁場・漁協の再編成と共に、「どうやって利益を出していくのか地域で戦略を立てていく必要がある」との考えを示しました。 北海学園大学 濱田教授続いて、JF全漁連の三浦秀樹常務が、①水産関係予算の利用状況、②次期水産基本計画の検討状況、③海洋環境などの激変を乗り越え我が国漁業を再生するための特別決議-などについて報告しました。 JF全漁連 三浦常務続いて「漁業収入安定対策」について漁済連の岩下巧専務が説明し、最後に竹内大生全国漁青連会長が閉会のあいさつをしました。その中で、ブラッシュアップ研修を通じて今後の全国漁青連の在り方や目標などを話し、「現役の人だけでなく、これから漁師を目指す若手達がより多く活躍できる環境などを、全国漁青連が協力して整えていく」と述べました。 漁済連 岩下専務全国漁青連 竹内会長【Sakanadia関連記事】 【新刊紹介】『サカナ戦争~グローバル化する魚食と日本漁業の未来~』 JF全漁連漁師若手資源管理浜プラン研修青年部JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
【兵庫県】「楽しかった記憶から漁師になった」 ~若手漁業者・小田優馬さんインタビュー~このコラムは、JFグループ兵庫の広報誌『拓水』No.799(2023年5月発行)の新企画「輝く若手漁業者インタビュー」に掲載された内容です。 新企画で第1回目のインタビューに応えたのは、東二見漁業協同2023.5.23日本の漁師たち全国の漁連・漁協
「漁業と漁師の魅力を知って欲しい」、若手漁師が小学校で出前授業漁業協同組合青年部の全国団体であるJF全国漁青連は9月4日、東京都練馬区立春日小学校で出前授業を実施しました。 春日小学校での出前授業は本年で8回目。JF全国漁青連の阿部誠二会長(宮城県)、金城勝副会2024.9.30日本の漁師たちJF全漁連編集部
JF全国漁青連が日本文化を学ぶカルチャースクールで魚食普及 —富山湾のシロエビ漁と漁師文化を発信—JF全国漁青連 理事の野口和宏さんは10月24日、日本の過去から今を体系的に学ぶカルチャースクール「令和アカデミー俱楽部」の講座で、地元富山湾の漁業や文化を紹介しました。 講座には、令和アカデミー俱楽2021.11.12日本の漁師たちJF全漁連編集部
長崎のポジティブ漁師、明日の漁業を照らす長崎県長崎市野母(のも)半島で定置網を経営する平山孝文さん(46歳)。浜に出ると、地域の人たちが笑顔で話し掛けてくる。水揚げが終わり、陸に上がると「よく働くなぁ」と先輩たちが寄ってくる。 人生の先輩方2020.3.12日本の漁師たちJF全漁連編集部
JF全国漁青連が東京・練馬区立春日小学校で出前授業—今年で5年目漁業協同組合青年部の全国団体であるJF全国漁青連は10月19日、練馬区立春日小学校で出前授業を実施しました。 春日小学校での出前授業は今年で5回目。昨年に続き中村清作会長、川畑友和副会長、平山孝文顧問2021.11.10日本の漁師たちJF全漁連編集部
伝統のシロエビ漁でガッチリ稼ぐ【後編】“漁師嫌い”から親方へ頼もしい親方としての野口さんの姿からは想像できない言葉だったが、子どものころは漁師になりたいと一度も思ったことがなかったという。潮の臭さや、魚しか出ない食卓、休みの日まで網仕事をする几帳面な父の姿。そ2019.11.14日本の漁師たちJF全漁連編集部