農村計画学会誌、「漁村」を特集

JF全漁連広報・Sakanadia編集部からのお知らせです。
農村計画学会が、2020年6月発行の学会誌『39巻1号農村計画学会誌』で「漁村」を特集しました。

農村計画学会ホームページ

建築学の視点から

特集を企画したのは、大阪大学助教の下田元毅さんと東京都立大学助教の野田満さん。

「漁村」というと「漁業」「水産業」の分野からの検証が多いですが、「建築学」「都市計画」の視点からの分析はとても興味深い内容になっています。
暮らしと生業(なりわい)が一体となった「漁村」では、単に“法律”や“権利”や“経済発展”など一方向からの変革をしてしまうと、大切なものが失われかねません。

肌感覚ではわかっていたことですが、この『農村計画学会誌』では、改めてその考え方を学術的に分析しています。

今を考え、【未来】の漁村を描く

漁業法改正などを待たずして、すでに漁村では外部の人材を受け入れたり、業種を超えた事業を展開したりと、外のものを取り入れ、新しい波をそれぞれの漁村の歴史の流れの一つとして取り込んできています。

『農村計画学会誌』では、【未来】の項目で、平成生まれの漁村研究者たちが、2030年に向けた「漁村概念モデル」を描いています。
「先を考えることは、今を考えること」とし、未来を見据えた議論を展開するこの学会誌の特集は、多くの漁村にかかわるみなさんに読んでいただきたいです。
30年後の将来を担う若手の考え。より現実味を帯びた意見であると感じます。

再確認、大切な考え方

学会誌の表紙をめくると「方法を場所に押し付けない 場所から方法を見つけ出す」(建築家 吉阪隆正)という言葉が記載してありました。

とても心に響きます。

地域に根付いて活躍する漁師の言葉を代弁する私たちJF全漁連職員が、大切にしなければならない考え方です。

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  • JF全漁連編集部

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