第23回シーフード料理コンクール実技審査・表彰式をレポート!

JF全漁連は、2023年1月8日(日)、東京・服部栄養専門学校にて第23回シーフード料理コンクールの実技審査・表彰式を開催しました。

審査委員長でもある服部栄養専門学校の服部幸應理事長と、「プロを目指す学生部門」出場者のみなさん

今回のテーマは、「パン」「ごはん」にあうおさかな料理

「『パン』『ごはん』にあうおさかな料理~おさかな毎日いただきます!!~」をテーマに、2022年7月1日(金)~9月22 日(木)の期間中、「魚活チャレンジ部門」「プロを目指す学生部門」の2部門で国産魚介藻類を使用したオリジナルレシピを募集。合わせて約2,542件の応募があった中、書類選考を通過した16名が、北は北海道から南は沖縄の全国各地から参加しました。

参加者はそれぞれ、使用する魚や地元への想いを込めたレシピで腕を振るい、服部幸應審査委員長をはじめとした審査委員の実技・試食審査により各賞が決定しました。

以下、当日の様子を写真とともに振り返りながら、レポートします📣

🔪実技審査🔪 それぞれの部門の調理時間は55分!

開会式の後はじまった実技審査の調理時間は55分!

事務局の合図とともに実技がスタートです。

レシピに記載のない作業や、予め調理しての持ち込み、調理時間オーバーは減点対象・・・。厳しいですね。

盛り付けは撮影用と試食用の合計11皿を用意します。ハードですね。

【魚活チャレンジ部門】~「パン」にあうおさかな料理~

審査委員の方々が見つめる中、テキパキと調理を進める参加者たち。

エビ、タイ、サバ、タチウオ、アカガレイ、イワシ、などの馴染みのある魚介藻類のほか、グルクン、アーサーといったその地域ならではの国産魚介藻類など。参加者はそれぞれに趣向を凝らしたレシピで、下ごしらえから調理、盛り付けへとすすめていきます。

【プロを目指す学生部門】~「ごはん」にあうおさかな料理~

厳しいルールを順守しながら、各自がテキパキと作業をすすめ、あっという間の55分間が経過しました。

講演「持続可能な漁業の実現に向けて」

JF全漁連の三浦常務

審査結果を待つ間には、JF全漁連の三浦秀樹常務による講演「持続可能な漁業の実現に向けて」も行われました。

お魚料理を作ることができるのも、美味しいお魚を食べることができるのも、魚が獲れる海と漁業に携わる人あってのこと。そんな持続可能な漁業の実現に向けた各方面での課題と取り組みが紹介されました。

🏆審査発表&各賞表彰式🏆

左から、服部審査委員長、割烹井上代表の井上幸洋氏、服部栄養専門学校西洋料理主席教授の関口智幸氏、管理栄養士・料理研究家の田口道子氏、産経新聞東京本社・社会部生活情報室記者の平沢裕子氏、おさかなマイスターで朝日新聞大阪本社編集委員文化部の長沢美津子氏、さかなクン、JF全漁連の三浦常務

ドキドキドキ・・・

いよいよ審査発表と表彰式典です。

各賞の受賞者が発表され、それぞれの賞の表彰状と記念品が授与されました。

そして、最後に最優秀賞の農林水産大臣賞の発表です!

魚活チャレンジ部門では「真ダイのクリーム煮 パンDEピカタ」(西村侑真さん・愛媛県立川之石高等学校 総合学科2年)、プロを目指す学生部門では「カレイとれんこんのチリソース」(山﨑大輝さん・服部栄養専門学校 ハイテクニカル経営学科1年)が受賞しました。

魚活チャレンジ部門、最優秀賞・農林水産大臣賞の「真ダイのクリーム煮 パンDEピカタ」
プロを目指す学生部門、最優秀賞・農林水産大臣賞の「カレイとれんこんのチリソース」
農林水産大臣賞を受賞した、愛媛県立川之石高等学校総合学科2年の西村侑真さん(右)
農林水産大臣賞を受賞した、服部栄養専門学校ハイテクニカル経営学科1年の山﨑大輝さん

各受賞作品の料理写真のほか、審査委員コメントなども掲載した詳細情報は、第23回シーフード料理コンクール結果発表・イベントレポートページで公開しています。

▶結果発表・イベントレポートページはこちら

表彰の後には服部審査委員長から以下のようなコメントをいただきました!

*    *    *

▼コメント(要旨)
今回はテーマの幅が広かったので、作品を作るのに苦労されたと思う。
そのため、今回の審査では「パンやご飯と一緒に食べた時に美味しくいただけたもの」がポイントになった。
農林水産大臣賞の受賞作品はパンやご飯との相性が非常に良かった。
料理では、相性や組み合わせがとても重要になるので、これから料理を作るときに気をつけていただきたい。
他人の料理をまねることも重要ということもアドバイスしたい。美味しいと思うさまざまな料理をまねて作り、十分に経験を重ねた上で、自分だけの味を作り出していただきたい。

*    *    *

そして審査委員、出場者全員による写真撮影をもって、コンクールは幕を閉じました。

  • JF全漁連編集部

    漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebook

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