JFレポート 人手不足への対応にスキマバイトマッチングアプリの活用はいかが? 農業分野が先行もJFグループでも徐々に導入 2026.7.21 JF全漁連編集部 印刷する 人手不足は、今や日本各地で共通の課題となっており、Sakanadia編集部でも「産地市場の水揚げ時に荷捌き作業をしてくれる人が不足している」といった話を聞く機会が増えてきました。 人手が足りていない農業現場においては、短時間のアルバイトの人も貴重な戦力になっており、履歴書や面接なしですぐに働いてもらえるスキマ時間活用のバイト検索アプリ(スキマバイトマッチングアプリ)を活用して、収穫作業や選果作業(農作物をサイズなどで選り分ける作業)のアルバイトを募集する農家も多いようです。 また、最近ではJFグループにおいてもスキマバイトマッチングアプリを活用し始めている漁協が少しずつ増えてきています。 そこで、今回はJFいしかわのスキマバイトマッチングアプリ活用の事例を紹介します。 JFいしかわのスキマバイトマッチングアプリサービスの活用事例JFいしかわでは、水揚げの現場や市場で働くパートの皆さんの高齢化が進み、またそういった方々の雇用確保が難しくなってきていたことからスキマバイトマッチングアプリの活用を始めたということです。 担当者からコメントをいただきましたので、内容をご紹介します。 「海の模様もあり、こうした現場作業は毎日必ずある仕事ではありません。基本的にはそのような場所で働く人たちは日雇い契約になるのですが、手間暇をかけて募集活動をしてもなかなか集まらず、費用も嵩みます。また、日雇いであっても労働条件通知書などの発行やマイナンバーの管理などを行う必要があり、事務的には非常に手間がかかります。 株式会社タイミーのサービスは、スキマバイトということで、日雇いのマッチングサービスが基本なので、当組合の課題解決にうってつけでした。日によっては、希望する人員が集まらないこともあるので、固定のパート従業員はどうしても必要ですが、職員や固定のパートさんの負担軽減のための力強い味方になっています。 また、ヘッドハンティングもできるシステムなので、お試しで働いてもらって、水が合うようであれば直接交渉するといった、固定費のかからない採用活動のツールにもなります」 市場での荷捌き作業や水産加工、養殖施設での出荷作業などのバイトにも最適JFいしかわでの活用事例のようにスマートフォンのアプリで短時間バイトの求人ができる仕組みは、市場での荷捌き作業や水産加工、養殖施設での出荷作業などの短時間のバイト募集に適しているようです。 また、都会の人が地方へゆったり観光に行く際に、「スキマバイトアプリを使って、旅先で短時間バイトをすることで、旅費を浮かしながら、普段はできない1次産業の体験をしてみたい」という層も現れているようです。 もちろん、スキマバイトでは、作業未経験者の応募も多くなるため、現場での事故の発生、労使双方からの直前キャンセルをめぐるトラブル事例など、リスクがないとは言いきれません。そのため、最近では行政においてもスキマバイトのトラブルを未然に防止すべく指導や対策が進められています。 国においても深刻化する人材不足の対応として、特定技能労働者の参入について分野の拡大が検討されておりますが、人手の確保に困っている漁業・水産業の現場においては、ここで紹介したスキマバイトアプリに限らず、従来どおりの人手確保策にとらわれない新たな対策を試してみてはいかがでしょうか? 【記事に関するお問い合わせ】 JF全漁連 総合管理部 広報担当 : toiawase@zengyoren.jf-net.ne.jp 【記事中のサービスの内容にかかるお問い合わせ】 JF全漁連 購買事業部 村田 : mi-murata@zengyoren.jf-net.ne.jp JF全漁連漁協(JF)魚市場JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
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