JFレポート 今すぐに確認して!漁協女性部が教える「防災チェックシート」 2020.7.8 JF全漁連編集部 印刷する 九州・西日本へと拡大している記録的な豪雨で、多くの方が被害にあわれています。 テレビなどの映像で伝わる被害の様子を見るたびに、ただただみなさんの無事を祈ることしかできません。 長引く不安の中ですが、どうか心折れず生きるための行動をとってほしいと、心から願います。 自然の驚異を前に、テレビや新聞でただ情報を追うことしかできない無力さを実感していますが、Sakanadia編集部として、何か有益な情報を提供することができないかと考え、JFグループの災害対策の取り組みの一つをご紹介させていただきたいと思います。 今まさに渦中にいる皆さんのヒントになることが、何か一つでもあれば、という願い。それから、全国の皆さんに今すぐにでも備えてほしいという願いを込めて。 災害の経験から「本当に必要な備え」を考える2020漁協女性部手帳全国の漁協女性部が加盟する「JF全国女性連」(漁協女性の全国組織)が、毎年発行している「漁協女性部手帳」というものがあります。 スケジュール帳としてだけでなく、漁業の現場で役立つ情報や、女性活躍に関する情報が掲載されているこの手帳ですが、数年前から「緊急時に備えよう!!防災チェックシート」のページができました。 これは、9年前の東日本大震災を経験した漁協女性部(漁村女性)のみなさんのご意見を参考に作成したものだそうです。 あのとき、本当に必要だったモノ・必要だった知識は何だったのか。 「ポイント」とともに一覧になっています。 ▶「防災チェックシート」は、この記事の最後にあります。ダウンロードをしてご活用ください。 今すぐできる「備え」を確認してチェックシートには、持ち出し品や、避難生活に必要な備品などのリスト、避難生活に役立った漁業のアイテム・知恵などが掲載されています。 特徴的なのが、「ポイント」の項目。あの時突然おとずれた非日常に、漁協女性部のみなさんがいかにして対応したのかが読み解けます。 今から準備できることも書かれていました。 例えば、避難中の炊き出しのシーンで、 ☆ガスやコンロでのご飯の炊き方や、おにぎりの作り方はわからない人もいます。 ——確かに、ガスコンロでご飯を炊くことは遠い昔小学校の家庭科の授業でちょっとやったことがあるぐらい。ほとんどの人が炊飯器でしかご飯を炊けないのではないでしょうか。 「電気がない」という異常な状況での対応力が求められます。 これは、停電などの発生時、在宅避難中にも役立つ力です。 ためしに、今夜のご飯をガスコンロで炊いてみる。それだけで、「ああ、やっててよかった」と思うことがあるかもしれません。 また、こんな初歩的なことがとても大事だったりします。 ☆出かけるときの家族の予定確認などが重要です。 ——身近すぎておろそかにしてしまう家族への連絡。どこに行ったか分からない家族を探すために、自分が被害にあってしまう。いくつもの避難所を探し回らなければならなくなる。さまざまな事態が想定されます。 「自分の命は自分で守る」とは言っても、やっぱり家族の安否は気になってしまう。大切な人に、命を守ってもらうために、今日、今から自分の居場所や予定を伝えておきましょう。 先人の知恵をかりて、今に活かすチェックシートの最後に気になる一文が。 「女性がもつ第六感を大切に。何か気になるなと思ったら言葉に出してみましょう!」。 そう。これも大切ですよね。気になることに目をつぶってしまい、「あの時ああしておけばよかった」なんて、後悔したくない。 近年、毎年のように起こる自然災害。予想をはるかに超える被害が起こっています。 大きな自然を相手に、私たちができることは限られていますが、防災チェックシートや経験者のアドバイスを参考にして、モノと知識を備えておくことができます。 もちろんコロナ禍における特別な対応も必要になっています。すべてが“前と同じ”では対応しきれません。 先人の知恵を借りつつ、情報を更新し、自分で考える力をつけることも大切かもしれません。 ▶JF全国女性連公式ホームページ JF全漁連漁協(JF)女性活躍関連データ緊急時に備えよう‼防災チェックシートJF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
JF北海道ぎょれん、ホタテの貝殻を使用した抑プラスチック「医療用メディカルペール」を恵佑会札幌病院に寄贈この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 * * * JF北海道ぎょれんは3月30日、北海道・札幌の第一水産ビルで、恵佑会札幌病院にホタテの貝殻を使用した2023.5.16JFレポート全国の漁連・漁協
シーフード料理コンクール開催JF全漁連は、2019年12月7日(土)、東京・服部栄養専門学校にて第20回シーフード料理コンクールの実技審査・表彰式を開催しました。 シーフード料理コンクールは、新鮮な感性と豊かなアイディアを活かし2020.2.4JFレポートJF全漁連編集部
漁協職員の養成学校、14人が巣立つ-2021年度 第82期 全国漁業協同組合学校卒業式-千葉県・柏市にある全国漁業協同組合学校(組合学校)は漁協(JF)の職員を養成する学校です。学生たちは1年間で漁業の生産現場を支えるために役立つ多くの資格を取得し、必要な知識を習得します。 この組合学校2022.3.16JFレポートJF全漁連編集部
「第21回シーフード料理コンクール」農林水産大臣賞など入賞作品が決定JF全漁連が開催する「第21回シーフード料理コンクール」(服部幸應審査委員長・服部栄養専門学校校長)の各賞が決まりました! ▶結果は特設サイトへ こちら 今回の募集テーマは「おいしいおうちギョ(魚)は2020.12.21JFレポートJF全漁連編集部
「天然能登寒ぶり『煌(きらめき)』」 初セリ400万円デビュー!この情報は、石川県漁業協同組合(JFいしかわ)からの提供です。 * * * JFいしかわが2022年度新たに創設した「天然能登寒ぶり」のトップブランド「煌(きらめき)」が、12月1日に認定2022.12.9JFレポート全国の漁連・漁協
JF全漁連、第25回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展「第25回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(主催:一般社団法人大日本水産会)が8月23日~25日の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。 ジャパン・インターナショナル・シーフード2023.9.26JFレポートJF全漁連編集部