「深川で冷や酒」 文&写真:吉村喜彦 川と海のそばで生まれ育ったせいか、水のにおいのする町が好きだ。 東京では、かつて縦横に水路が巡らされていた深川が身体にしっくりくる。 猛暑の一日。 その深川・高橋(たかばし)に遊んだ。 東京2023.8.17ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「四倉ホッキ貝と磐城壽」 文&写真:吉村喜彦、写真:いわき市漁業協同組合(一部提供) 福島県いわき市は、ホッキ貝の名産地だと最近知った。 太平洋に面した四倉(よつくら)漁港で揚がるホッキ貝は絶品なのだという。 四倉では戦前から戦後にかけてホッキ貝漁が盛んにおこなわれていたそうだが2023.6.29ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「春はヴォンゴレ」 文&写真:吉村喜彦 春は貝の季節。 子どもの頃、家が大阪湾に近かった。 まだ臨海工業地帯として埋め立てもされていず、白砂青松の浜が広がっていた。 春になると、その浜で獲ってきたアサリを味噌汁にして、よく飲んだもの2023.5.11ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「青ヶ島の魚で、青酎を」 文&写真:吉村喜彦 昨秋、はじめて伊豆大島を訪ねて以来、伊豆諸島が気になっていたら、 ちょうど西新宿にある「青ヶ島屋」というお店を教えてもらった。 東京メトロ西新宿駅を出て、お寺や墓地の横を通ってぶらぶら歩いていく2023.3.23ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「マルサラと茹でダコ」 文&写真:吉村喜彦&吉村有美子 数年前、シチリアのパレルモに行った。 着いた夜、ホテル近辺ではサイレンを鳴らしたパトカーがたびたび走り抜け、 さすがゴッドファーザーの土地と思いつつ、ほとんど眠れず朝を迎えた。 そんな寝ぼけま2023.2.16ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「くさやには大島の酒『御神火(ごじんか)』」 文&写真:吉村喜彦 伊豆諸島の「さかな」と言えば、くさや。 大島はその発祥地の一つといわれる。 先日、はじめて大島に行き、波浮(はぶ)港周辺に、くさやの製造所が集まっていることを知った。2023.1.19ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「ユメカサゴと上越の酒」 文&写真:吉村喜彦上越市高田にはじめて行った。 江戸時代に高田藩の城下町として栄えたところで、 すぐ近くの春日山はぼくの大好きな上杉謙信の本拠地だった。2022.11.24ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「黒はんぺんに磯自慢」 文&写真:吉村喜彦焼津港は、2021年の年間水揚げ金額が全国1位、水揚げ量は全国で第3位の港である。 そんな焼津の港。 じつは2つの地区に分かれている。2022.10.27ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
「いま、ここに、ハマグリのある幸せ」 文&写真:吉村喜彦「その手は桑名の焼きハマグリ」という洒落がある。 十返舎一九の『東海道中膝栗毛』でも、主人公の弥次さん喜多さんは、 桑名で焼きハマグリを食べていた。2022.9.22ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)
小柴のアナゴに、柴乃港 文&写真:吉村喜彦寿司ネタで江戸前のアナゴといえば、「小柴」。 その港は、八景島シーパラダイスのすぐ近くにある。 いや、これは逆。歴史的には小柴の港の先の埋立地にシーパラダイスができたというのが正しい。 2022.8.25ニッポンさかな酒吉村 喜彦(よしむら のぶひこ)