第46回全国海の子絵画展、5年振りに表彰式を実地開催

JF全漁連は3月26日、「第46回全国海の子絵画展表彰式」を都内のホテルグランドアーク半蔵門で開催しました。
5年振りの実地開催となった表彰式では、文部科学大臣賞や農林水産大臣賞などの各賞が受賞者に授与されました(コロナ禍は、表彰式を動画配信形式で開催)。

全国から6,091作品が出品、28作品が特別賞を受賞

「全国海の子絵画展」は、小・中学生の皆さんが絵を描くことを通して、海に対する興味や、漁業に対する理解、夢をもって成長して欲しいという願いを込めて、1978年から毎年開催しているものです。

文部科学大臣賞(小学校の部)を受賞した道下ゆずさんの「定置あみ漁の様子」
文部科学大臣賞(中学校の部)を受賞した吉岡胡桃さんの「一対一の戦い」

応募対象は、全国の漁業協同組合連合会、信用漁業協同組合連合会、県漁業協同組合および関係団体が主催・共催または後援する道府県の海の子作品展(2023年1月から同年12月までに実施)などにおいて、優秀な成績をおさめた作品。

農林水産大臣賞(小学校の部)を受賞した吉岡桜桃さんの「今日も大漁」
農林水産大臣賞(中学校の部)を受賞した内山颯埜さんの「のりの養しょく」

46回目となる今回は、全国から509校(小学校388校、中学校121校)が参加し、6,091作品(うち小学校の部5,104作品、中学校の部987作品)が応募されました。
このうち各道府県の厳しい審査を通過した123作品(小学校76作品、中学校47作品)が全国展に出品され、その中から28作品(小学校18作品、中学校10作品)が文部科学大臣賞や農林水産大臣賞などの特別賞を受賞しました。

特別賞入賞者の一覧は、JF全漁連公式WEBサイトに掲載しています。

表彰式では特別賞受賞者に表彰状を授与

主催者挨拶する中平JF全漁連専務
特別賞受賞者への賞状授与が行われました

審査講評として、文部科学省初等中等教育局教育課程課の小林恭代教科調査官は、「今回出品された作品には各地域の広大で素晴らしい海の豊かさ、漁業に関わって働く人とその様子、身近な魚や海辺で活き活きと生きる生物の美しさ、想像した楽しい海の世界など、さまざまな様子が描かれていました。
作品を描くことを通して、表したいことを自分で考え、表現することでさまざまな力を身につけていると思います。
この挑戦が皆さんの成長につながっていくことを願っています」と講評を述べました。

講評を述べる小林教科調査官

来年も開催する予定ですので、想像力あふれる楽しい作品をお待ちしております。

  • JF全漁連編集部

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