JFレポート JF全漁連、第25回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーに出展 2023.9.26 JF全漁連編集部 印刷する 「第25回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(主催:一般社団法人大日本水産会)が8月23日~25日の3日間、東京ビッグサイトで開催されました。 ジャパン・インターナショナル・シーフードショーは、水産物と冷凍や加工といった水産物にはなくてはならない技術が集結する国際的な展示会です。さまざまな企業・団体が、その技術や取り組み、製品を紹介するブースを設け、国内外にその魅力を発信しています。 今年は、昨年の1万8,820人を大きく上回る、2万3,394人が来場しました。 水産物の試食、機械の実演や展示、さらには握りずし体験といった個性的な催しが行われるなど、それぞれの企業・団体がさまざまな方法で自らの持ち味をアピールし、会場は活気に溢れていました。 JFグループがブース出展、各地の水産物をPRJFグループからは、JF青森漁連、JFいしかわ、JF山口、JFえひめ、JF福岡有明海漁連、JFおおいたのほか、各地のJFや広域水産業再生委員会などが出展しました。 JFいしかわのブース。今回新しく制作したという鮮やかなポスターが目を引きますJF青森漁連のブース。人気商品「ほたてマヨネーズ」は、開けやすくなってリニューアルJFおおいたのブース。かぼすヒラマサは、柑橘の後味がさわやか!JF全漁連が「スマート水産業」をテーマにセミナー、展示を実施8月24日には、JF全漁連が「スマート水産業入門」と題したセミナーを開催しました。 公立はこだて未来大学システム情報学部の和田雅昭教授が登壇し、スマート水産業を導入した4つの地区の事例を紹介しました。 スマート水産業とは、ICT、IoTといった先端技術を活用することで、水産資源を持続的に利用しながらも、水産業の「産業としての成長」を両立させる、次世代の水産業のことです。 スマート水産業は、漁船1隻単位で取り組んでも、その効果は発揮されづらいといいます。 多くの船が一度に取り組み、地域全体のデータが蓄積されることで、「漁に適した場所」「漁に適した時期」などを客観的に洗い出すことができ、効率よく漁を行うことができます。 和田教授は講演で、「水揚げデータの入力画面を、漁業者が以前からつけていた手書きの日誌に近い形にした」「まずは紙媒体でのデータ収集・共有を行い、『これがデータなら、よりリアルタイムで状況を知ることができる』という伝え方をした」と話しており、最先端の技術を身近に感じられるような工夫をすることで、少しずつ受け入れられていったことを、実際の体験談をもとに解説しました。 また、スマート水産業の広がりには、人・地域・産業などでスマート水産業を「みんなで育てる」という発想が重要だと語り、スマート水産業の将来性について考える、大変貴重な講演となりました。 座席数を上回る予約があったセミナー。質疑応答では、スマート水産業の養殖業への応用について質問が出ましたJF全漁連のブースでは「身近なスマート水産業」をテーマに出展。 実際に漁業の現場で使用されているスマート水産業の機器を展示したほか、実際に使用しているJF宗像(宗像地区地域水産業再生委員会)、JF池田(香川県地域水産業再生委員会 小豆地区部会)の取り組みを紹介するポスター展示を行いました。 カキ養殖に力を入れているJF池田の事例。この機械を海中に入れることで、水温や塩分濃度といったデータの計測が可能となり、現場では作業効率化が実現また、2018年度浜の活力再生プラン優良事例表彰にて農林中金理事長賞を受賞した、香川県地域水産業再生委員会・小豆地区部会に所属するJF池田による加工品の展示、試食コーナーもあり、ともに大盛況でした。 ブースにお立ち寄りくださった皆さま、ありがとうございました。 来場者の質問に答えるJF池田の岡本さんJF全漁連のブース。3日間を通じて、多くの方にご来場いただきました* * * Sakanadia関連記事 ▶JF全漁連、第24回ジャパンインターナショナルシーフードショー出展し海業についてセミナーを実施 ▶8/25にシーフードショー内で、JF全漁連セミナー開催!「海業の振興による漁村地域の活性化に取組む 和歌山県太地町」 ▶水産の大商談会「ジャパンインターナショナルシーフードショー」開催、1万1125人が来場 約380社が出展 JF全漁連漁協(JF)漁師イベントJF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
経営の未来考えてますか?「事業承継」を学ぶ漁師―漁業経営をサポートするJFグループの取り組み海に出て道具を駆使し魚を獲る・育てる漁師は、一見“職人”のような印象を受けますが、「経営者」でもあります。自分たちが獲った・育てた魚を出荷し、その代金で船や施設などを整えて、事業を維持・展開させていま2021.3.31JFレポートJF全漁連編集部
【特集 特別座談会】「SDGsから未来の海を考える」後編1/2この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 前後編を、それぞれ2回にわたって公開します。 以下、後編1/2回目をお届けします。 * * * <出席者> さか2023.1.18特集JFレポート全国の漁連・漁協
「漁師になりたい人、集まれ」 漁業就業支援フェア2020開催「漁師になりたい」、「漁業に興味・関心があり、就職したい職業の選択肢の一つとして考えている」このように考えていても、「漁師になるための方法や就労に関する情報が手に入りにくい」、「できるかどうか不安なの2020.10.6JFレポートJF全漁連編集部
JF京都、”食の世界遺産”に郷土食「うご」が登録されましたこのコラムは、京都府漁業協同組合(JF京都)の広報誌『京都府漁協だより』第36号(2022年1月1日発行)に掲載されたものです。 ▼Sakanadia関連記事 海洋高校生の岩ガキ—JF京都の取り組み—2022.2.17JFレポート全国の漁連・漁協
JF北海道ぎょれん×コープさっぽろが、 魚函を素材とした「買い物カゴ」販売この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 SDGsが掲げる目標のひとつである環境問題に対する取り組みです。 * * * 2022年7月4日(月)、JF北海2022.8.17JFレポート全国の漁連・漁協
JF北海道ぎょれん、学研「まんがでよくわかるシリーズ」の 『ほたてのひみつ』『こんぶのひみつ』『秋さけのひみつ』を 全国の小学校など約2万5600ヵ所に寄贈この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 * * * JF北海道ぎょれんは、株式会社学研プラスの小学生向け学習教材「まんがでよくわかるシリーズ※1」で、『2022.4.13JFレポート全国の漁連・漁協