JFやまがた、海底・漂流ごみを処理する事業『海ごみバスターズ』を実施

このコラムは、山形県漁業協同組合(JFやまがた)の広報誌『すいさん山形』(令和4年3月号第363号)に掲載されたものです。

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山形県では、環境省の「海岸漂着物等地域対策推進事業※」の補助金を活用して山形県管理漁港海岸における漂着物などの回収処理を行ってきました。令和3年度から新たな補助金を活用し、漁業者と連携・協力して回収された海底・漂流ごみを処理する事業(通称『海ごみバスターズ』)を開始しました。
事業実施エリアは、山形県で管理している5ヵ所の漁港区域(吹浦漁港・由良漁港・小波渡漁港・堅苔沢(かたのりさわ)漁港・米子漁港)です。
事業の流れとしては、漁業者が、操業中に網や縄などに入網(にゅうもう)または絡まったごみや、航海中に海上を漂流しているごみを回収します。そして、ごみを漁港内に設置した集積用コンテナに陸揚げします。漁業者は回収されたごみの管理を行います。一定量のごみが溜まったら、山形県と委託契約を結んだ廃棄物運搬処理業者が運搬・処理を行います。
2021年度に回収したごみの実績は、木片、ロープ、プラスチックなどが大半でした。

コンテナごみ(堅苔沢漁港)

漁業者から回収した漂流ごみ (ロープ、プラスチックなど)

今後は回収したごみの実績を踏まえ、事業実施する港の順次拡大を検討していきます。
漁業者の皆さま、ご協力ありがとうございました。ごみのない海づくりを目指していきましょう!

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