組合学校に第86期生2人が入学

「協同組合精神を持った漁協職員を養成すること」を目的としたJFグループ唯一の教育機関であ
る全国漁業協同組合学校(以下、組合学校)は4月4日、第86期生の入学式を行いました。

第86期生との記念撮影

本年度は、北海道から櫻庭明南さんと小野陽大さんの2人(新卒者)が入学しました。

入学式で坂本雅信校長(JF全漁連会長)は、新入生に歓迎の意を示すとともに学校生活の心構えを紹介した上で、「皆さんが、お互いに助け合って1年間の学習と寮生活を全うし、知識を習得し、絆を深め、たくましく成長することを心から願います」と述べました。

訓辞を述べる坂本校長

このほか、農林中央金庫の佐藤重史JFマリンバンク部長、日本漁船保険組合の吹上圭一専務、全国漁業協同組合学校同窓会の髙橋忠志会長が、それぞれ祝辞を述べました。

入学生を代表して小野さんが、「私たち86期生は、これから始まる1年間の学校生活で、漁協職員に必要な基礎知識を習得し、資格取得にも励む所存です。また『自主・協同・友愛』の寮訓のもと、仲間との絆を大切にしていきます。そして、数々の貴重な体験を通して視野を広げていき、教養を身に着けられるよう、日々精進していきます」と宣誓しました。

入学生を代表して宣誓する小野さん

組合学校の履修科目には、簿記やパソコンなど基本的なビジネススキルのほか、漁業に関する法制度や水産物マーケティングなどの専門的なものもあります。また、座学だけでなく、JFグループのネットワークを活かした漁協での実地研修や中央団体との懇談の場、同じ協同組合の仲間である生協などの視察・訪問も設けられています。

学生たちはこれから1年間、寮で共同生活をしながら、漁協職員としての資質とスキルを磨いていきます。

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  • JF全漁連編集部

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