JFレポート シーフード料理コンクール開催 2020.2.4 JF全漁連編集部 印刷する 第20回、節目のコンクールJF全漁連は、2019年12月7日(土)、東京・服部栄養専門学校にて第20回シーフード料理コンクールの実技審査・表彰式を開催しました。 シーフード料理コンクールは、新鮮な感性と豊かなアイディアを活かしたオリジナルレシピを募集し、優秀作品を広くPRすることで、私たちの食生活において、お魚料理をより身近に楽しんでいただくとともに、お魚料理の美味しさを再発見していただきたいという思いで、2000年度よりJF全漁連が開催しております。 今年度は、「お魚料理チャレンジ部門」「プロを目指す学生部門」の2部門で募集。合わせて約2,600件の応募があった中、書類選考を通過した16名が全国から実技審査に参加した。 それぞれが地元への思いを胸に実技審査に臨み、服部幸應審査委員長をはじめとした審査委員の試食により各賞が決定しました。 👑受賞作品はこちら 各レシピとイベント動画は、後日JF全漁連・中央シーフードセンターで公開します。 【開会式】出場者へ期待の声三浦秀樹JF全漁連常務の主催者挨拶今回は、シーフード料理コンクール第20回目の開催となる節目の年です。 開会式は三浦 秀樹 JF全漁連常務の主催者挨拶で始まり、海外で魚介類の需要が高まっていることを紹介。 「将来は魚料理の達人として、世界各国で活躍してください」とメッセージを送りました。 続いて、審査委員である料理界・メディア界の専門家7名とさかなクンが登場。 服部 幸應審査委員長から激励メッセージ服部 幸應審査委員長(学校法人服部学園 服部栄養専門学校 理事長・校長)の挨拶では、「皆さんの作る魚料理が、日本人が食生活にもっと魚を取り入れるきっかけとなってほしい」と、魚食普及推進の担い手への期待を語りました。 【実技審査】地域愛とアイディアで腕競う両部門ともに、「簡単に作れる 私の一押し!ギョ(ご)当地ギョ(魚)料理」というテーマのもと、調理時間60分の中で日頃磨いた料理の腕を競い合います。 ご当地の食材やプライドフィッシュを使用した郷土愛あふれる作品や、柔軟な発想を取り入れた作品がたくさん登場しました。 スタートの合図とともに一斉に作業に取り掛かる「お魚料理チャレンジ部門」 一般の方、「プロを目指す」以外の学生、及び漁業関係推薦者が出場する当部門。スタートの合図とともに、出場者は手際よく、スピーディに作業を進行していきます。 その様子を見て回り、食材や調理法について質問をする審査委員。珍しい食材をさかなクンが試食する、和気あいあいとした雰囲気の場面もありました。 さかなクンが食材を試食する場面も「プロを目指す学生部門」 専門的に調理・栄養を勉強している学生が出場する部門。食のプロを目指すひとりひとりがピンと張り詰めた空気が漂う会場で、無駄のない身のこなしで調理を進めていきます。 水揚げはされても食されていない魚をあえて選ぶなど、持続可能性や地元の発展を意識している出場者もおり、審査委員は感心している様子でした。 地域の食材の活かし方に審査委員ら感心した様子完成した料理は試食審査会場に運ばれ、審査委員による試食審査が行われました。 別室で試食審査を行う審査委員【講演会】さかなクンが20周年記念講演魚や人との「出会いに感謝」と語るさかなクン20周年記念講演として、さかなクンによる「一魚一会(いちぎょいちえ)」と題した講演会が行われました。 直筆イラストや撮影画像をスクリーンに映しながら、さかなクンが魚介藻類を好きになった幼少期の思い出から、最近の魚介研究の取り組みまでを解説しました。 地元で捕れたシュモクザメを会場に見せるさらに、その日の朝地元で獲れた実際の魚も披露。 ユーモアも交えながらお話しするさかなクンの講演に、先程まで緊張感が漂っていた会場も和やかな空気となりました。 【結果発表】いよいよ結果発表!受賞作品はこちら 天野正治水産庁加工流通課長の挨拶表彰式は、天野 正治水産庁漁政部加工流通課長の来賓挨拶で始まり、「日本の宝である魚食文化を広く伝えていけるよう、水産庁として皆様の取り組みを支援していきたい」とコメントが寄せられました。 感謝の記念盾を授与続いて、コンクール開催20周年を記念し、大森 敏弘JF全漁連専務から各審査委員へ感謝の記念盾の授与が行われ、「当コンクールを20年間続けられたのもこれまで参加してくださった皆様、支えてくださった関係者の皆様のおかげです」と感謝の言葉が述べられました。 さらに「受賞者の今」として、過去の受賞者の現在を取材したスライドも紹介され、20年という歳月の重みを感じさせられました。 (「受賞者の今」は近日Sakanadiaで公開します。) そしていよいよ、各賞の発表と賞状・記念品の授与が行われ、次々に喜びの声が上がりました。 最優秀・農林水産大臣賞の表彰審査委員による講評では「楽しんで料理する姿を見習いたいと思った」「皆さんの想いが伝わってきた」といった賛辞が贈られました。 服部審査委員長の総評では、生臭さを塩で抑える技法の大切さについて語られ、美味しいものを提供する喜びを得られるよう腕を磨いてほしいと述べられました。 そして、審査委員、出場者全員による写真撮影をもって、コンクールは幕を閉じました。 全員で記念撮影審査委員(敬称略) 〈審査委員長〉 服部 幸應 学校法人服部学園 服部栄養専門学校 理事長・校長 井上 幸洋 割烹井上 代表 佐藤 月彦 学校法人服部学園 服部栄養専門学校 調理技術部 西洋料理 主席教授 田口 道子 管理栄養士・料理研究家 平沢 裕子 産経新聞東京本社 編集局文化部 記者 長沢 美津子 おさかなマイスター、朝日新聞東京本社編集委員 文化くらし報道部 三浦 秀樹 全国漁業協同組合連合会 常務理事 プライドフィッシュ公式ページより転載 レシピJF全漁連さかなクンJF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
JF京都、”食の世界遺産”に郷土食「うご」が登録されましたこのコラムは、京都府漁業協同組合(JF京都)の広報誌『京都府漁協だより』第36号(2022年1月1日発行)に掲載されたものです。 ▼Sakanadia関連記事 海洋高校生の岩ガキ—JF京都の取り組み—2022.2.17JFレポート全国の漁連・漁協
水産の大商談会「ジャパンインターナショナルシーフードショー」開催、1万1125人が来場 約380社が出展11月8日~10日の3日間、東京ビッグサイトで「第23回ジャパンインターナショナルシーフードショー」(主催:一般社団法人大日本水産会)が開催され、昨年度を上回る1万1125人が来場しました。 約1年半2021.11.12JFレポートJF全漁連編集部
「天然能登寒ぶり」を味わい尽くすスペシャルコース、期間限定で登場!この情報は、石川県漁業協同組合(JFいしかわ)からの提供です。 * * * 2月3日(金)から2月26日(日)の期間中、石川県の冬のプライドフィッシュ「天然能登寒ぶり」が、金沢市のホテル「2023.2.8JFレポート全国の漁連・漁協
第25回「全国青年漁業者交流会長崎県大会」が開催この情報は、長崎県漁業協同組合連合会(JF長崎漁連)からの提供です。 * * * JF長崎漁連は11月25日(金)、「第25回 全国青年漁業者交流会長崎県大会」を開催しました。 この大会は2022.12.19JFレポート全国の漁連・漁協
組合学校が現地研修、サバのブランド化など漁協のとりくみを学ぶ漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(以下、組合学校)が、9月16日~18日、静岡県内の漁業協同組合(JF)などで研修を実施しました。 実習に参加したのは、組合学校2020年度第81期の学生2020.10.9JFレポートJF全漁連編集部
中止相次ぎレポート記事激減―こんな時は魚を食べて!漁師がつくる漁協(漁業協同組合、愛称はJF“じぇいえふ”といいます)の全国連合会であるJF全漁連は、日本の漁師さんたちの漁業経営をサポートするために、さまざまな活動を行っています。 3月は年度の終わり2020.3.17JFレポートJF全漁連編集部