JFレポート JF・JF漁連向け「海業」セミナーを開催 JF由比港とJF魚津が取組事例を紹介 2026.2.5 JF全漁連編集部 印刷する JF全漁連は1月21日、「第3回JFグルーブ海業セミナー」をオンライン併用で開催しました。 「海業」とは、海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用し、漁村の活性化を目指す取り組みです。 本セミナーは「海業」に関心のある全国のJF、JF漁連などを対象に、「海業」に取り組む検討を進める上で参考となる情報を提供することを目的としています。 今回は、水産庁や複数のJFによる取組事例の紹介のほか、トークセッションを通じた発表内容の深掘りを行いました。登壇者と参加者(会場、オンライン合わせて100人超)との質疑応答では、活発な意見交換が行われました。 主催者あいさつで日本の漁業・水産業が持つポテンシャルについて言及冒頭、JF全漁連の三浦秀樹常務があいさつし、「海洋環境の激変により、漁獲量が大幅に減少している中にあっても、漁業産出額は回復傾向にある。これは漁業・水産業が大きなポテンシャルを秘めていることの証であり、ポテンシャルを一層引き出し、さらなる漁業者・漁協の所得向上につなげていくための手段の1つとして、海業の取り組みがある」との考えを述べました。 あいさつする三浦常務水産庁が「海業」の推進に向けた政策や事例などを紹介基調講演では、水産庁漁港漁場整備部海業振興室の染川洋室長が「海業の推進について」と題して、国による「海業」推進に向けた政策や事例などを紹介しました。 水産庁の染川海業振興室長染川室長は、漁港漁場整備法の一部改正に伴い創設された「漁港施設等活用事業制度」および同制度を活用した取組事例、海業振興関係予算、海業支援パッケージなどを紹介しました。 さらに試行運用中の「官民連携海業振興ポータルサイト」や、昨年、全国のJFを対象に実施したアンケート調査に基づいた「漁協・漁業に向けた海業に取り組むためのガイドブック」(仮称、現在作成中)、中間支援組織活用に向けた今後のイメージなどについても言及しました。 JF由比港とJF魚津が「海業」の取組事例について講演続いて、JFによる取組事例について、JF由比港購買部の大橋人士さんとJF魚津の濱住博之組合長がそれぞれ講演しました。 JF由比港の大橋さん大橋さんは「由比港漁協『海業』としての取り組み」をテーマに講演し、地元駿河湾の重要な地域資源である「サクラエビ」を活用したJF由比港直営の水産物直売所や食堂「浜のかきあげや」の展開のほか、主に東京都、神奈川県の小学生を対象にした独自の漁業体験プログラムについて紹介しました。 また、今後の新たな取り組みとして、静岡新聞社や海結研究所(みゆラボ)、海釣りアプリ「海釣りGO」を提供しているウミゴーなどと連携し、中長期目標として漁業体験予約アプリ「漁業体験GO」を通じた漁業体験の仕組みづくりを検討していることを説明しました。 濱住組合長は「漁協主体の海業」をテーマに講演し、JF魚津の海業取組が1996年の魚津市内3JFの合併がきっかけとなったことや、2004年の高度衛生管理型市場オープン、水産加工の展開、移動販売車の導入などを経て、現在、「魚津丸プロジェクト」と呼ばれる漁村活性化の取り組みを進めていることについて説明しました。 同プロジェクトでは、JF直営の食堂「魚津丸食堂」「魚津丸キッチン」において地元で水揚げされる魚介類を活用したメニューを提供しているほか、宿泊施設「渚泊魚津丸」の運営も行っています。今後について、濱住組合長は「家族と楽しむファミリーワーケーションができる環境を整備したい」との考えを示した上で、現状に満足せず、新たにチャレンジしていくことの必要性を訴えました。 トークセッションでは事例を深掘り続いて、東京海洋大学の工藤貴史教授とJF由比港の大橋さん、JF魚津の濱住組合長が登壇し、紹介した取組事例の内容に関するトークセッションが行われました。 トークセッションの模様(写真左端が工藤教授)最後に工藤教授が総括講演を行い、「JFの事例を踏まえ、個別のサービス業として展開されていた海業が、今後は計画的に策定されていき、結果として漁業・水産業・海業の集積効果による地域資源の有効活用、および新しいデジタル技術による課題解決が進んでいく」と説明し、あわせて、「海業」におけるJFの役割の重要性を強調しました。 JF全漁連漁協(JF)浜プランJF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
将来の漁協職員が水産庁長官に会ってきた!漁協職員を養成する全国漁業協同組合学校(以下、組合学校)の学生たちは、11月27日、水産庁長官の特別講義を受講しました。 組合学校は、漁協職員を養成する学校で、漁協職員として必要なスキルや資格の取得、2020.12.2JFレポートJF全漁連編集部
【北海道】鮭について盛り沢山な1日限りのスペシャルツアーも!JF北海道ぎょれんが「しゃけまるウィーク supported by ぎょれん」開催この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 * * * 9月20日(土)から28日(日)までの期間、JF北海道ぎょれんがオフィシャルスポンサーを務める北海道2025.11.10JFレポート全国の漁連・漁協
コロナに負けず、採用試験やってます!JF全漁連には、4月に初々しい新卒の新人さんたちが入ってきたばかりですが、いつのまにか、もう来年度の新卒採用試験の時期です。(採用情報はこちら) 在宅勤務ばかりで、まだ新人さんたちにも会えてないのに、2020.5.28JFレポートJF全漁連編集部
これからの漁村を担う4人が入学 全国漁業協同組合学校2023年度 第84期 入学式漁協(JF)職員を養成する全国漁業協同組合学校(千葉県・柏市)は4月6日(木)、第84期生の入学式を行いました。 本年度は北海道から2人、三重県から2人の計4人が入学しました。 吉田博身校長は、新入生2023.4.27JFレポートJF全漁連編集部
人手不足への対応にスキマバイトマッチングアプリの活用はいかが? 農業分野が先行もJFグループでも徐々に導入人手不足は、今や日本各地で共通の課題となっており、Sakanadia編集部でも「産地市場の水揚げ時に荷捌き作業をしてくれる人が不足している」といった話を聞く機会が増えてきました。 人手が足りていない農2026.7.21JFレポートJF全漁連編集部
【北海道】JF北海道ぎょれん、ホタテの貝殻を使用した抑プラスチック「医療用メディカルペール」を恵佑会札幌病院に寄贈この情報は、北海道漁業協同組合連合会(JF北海道ぎょれん)からの提供です。 * * * JF北海道ぎょれんは3月30日、北海道・札幌の第一水産ビルで、恵佑会札幌病院にホタテの貝殻を使用した2023.5.16JFレポート全国の漁連・漁協