魚を食べる 11月23日(祝)は「牡蠣(カキ)の日」です! 2021.11.17 JF全漁連編集部 印刷する プライドフィッシュWEBサイト https://www.pride-fish.jp/牡蠣(カキ)の日2004年に、全国漁業協同組合連合会(JF全漁連)が、毎年11月23日(祝)を「牡蠣(カキ)の日」と制定しました。 制定の由来は、2003年の「全国カキ・サミット大会」にて、国内産カキの消費拡大を図るために「牡蠣(カキ)の日」を制定することが決議されました。これを受けて、JF全漁連は学識経験者や消費者団体、生産者団体等で構成する「牡蠣(カキ)の日制定実行委員会」(委員長:服部幸應 学校法人服部学園服部栄養専門学校校長)を設置し検討の上、制定に至りました。 11月23日(祝)は、古くは新嘗祭(にいなめさい)として収穫に感謝する日であり、現在は勤労感謝の日として「勤労を尊び、生産を祝い、国民互いに感謝し合う」日です。 この日にグリコーゲンをはじめとする栄養分豊富なカキを食べて日頃の勤労の疲れを癒していただきたい願いがあります。また、カキの需要は鍋物商材や贈答用などで12月にピークを迎える時期のため、直前のこの日になりました。 * * * カキにまつわるイベント●北海道「第5回ところ牡蠣まつり」、令和3年11月23日、常呂漁協直売店特設会場 ●北海道 しりうち味な合戦 冬の陣「カキVSニラまつり」、令和4年2月の日曜日、知内町公民館 ●岩手県 かき産直施設「うみのミルク」営業開始、令和3年11月下旬、かき産直施設「うみのミルク」 ●兵庫県「姫路じばさんまつり+姫路食博2021」、令和3年11月21日~11月23日、アクリエひめじ ●長崎県「三重地区浜の海岸清掃」、令和3年11月20日、三重地区みなと公園前海岸 その他 * * * カキの豆知識カキは安全な食品ですか? ●食品としてのカキの特性 カキは大量の海水を取り込み、水中のプランクトンなどを餌にしていますので、養殖海域によっては、プランクトンに由来する貝毒やノロウイルス、細菌類を蓄積することがあります。 カキは「生」で食べる習慣があることから、食品衛生法では生食用に出荷してもよい海域が定められ、「生食用」と「加熱調理用」に厳密にわけて販売されています。加熱調理用は、鮮度が劣るということではなく、養殖されている海域の違いなのです。 しかし、体調の悪い方やお年寄り、子供など抵抗力の弱い人が食中毒を避けるためには鍋やフライなどで加熱調理して食べるようにしましょう。ノロウイルスは、85℃以上で1分間以上加熱すれば、感染の危険はなくなるといわれています。 ●ノロウイルスってなに ノロウイルスは急性胃腸炎を起こすウイルスの一種です。このウイルスは人の小腸粘膜で増殖し、食品中では増殖できませんので、人から排泄されたウイルスが感染源になります。 ノロウイルスによる感染性胃炎や食中毒は一年中発生していますが、特に冬場に多く発生します。潜伏期間は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。近年では、産地での検査体制の確立と原因食品の特定が進み、カキに起因する食中毒は少なく、人から人への二次感染が主流となっています。 ●産地での対応 産地では、カキの安全性を確保するために定期的にノロウイルスなど、食中毒の原因について自主検査を実施し、検出された場合には出荷を停止するなどの措置を講じる体制を整備しています。 各産地はこうした取り組みによって、安全なカキが消費者に提供できるよう努めています。 * * * 国産のカキを食べることには、 どんな意義があるのですか?カキ養殖の様子カキ養殖という産業は、栄養価に富むカキを食品として国民に提供する役割だけではありません。カキを養殖するという営みは、皆さんにさまざまな効用を提供しています。 カキ養殖の様子カキは波静かな汽水湖や内湾域で生産されていますが、これらの海域には人の生活に伴って多くの栄養塩類が供給されています。陸から海に流入した栄養塩類は植物プランクトンに利用され、さらにこれをカキが食べることによって成長します。カキ養殖はカキを食品として海から取り上げているわけですから、海から物質を陸上に回収する循環的な役割を果たしていることになります。 このように、カキ養殖は沿岸域の環境保全に大きな役割を果たしており、私たち日本人が日本で獲れたカキを食べることが日本の環境を守ることにつながるのです。 また、カキ養殖は地域の営みを支える機能もあります。たとえば三陸沿岸のように背後に山が迫り、海で収入を得ていくしかない地域が日本各地にあります。こうした地域では、カキ養殖は地域にさまざまな雇用と所得の場を提供しています。 食育JF全漁連JF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
母の日に“おしゃれな”海の幸はいかが?産地直送お取り寄せしてみた「家で過ごそう」を合言葉に、数週間。皆さんいかがお過ごしでしょうか? JF全漁連は本所が東京にあるため、ほとんどの職員が在宅勤務中です。Sakanadia編集部員もお家からの情報発信を続けています。 2020.4.24魚を食べるJF全漁連編集部
【ステイホーム週間】もう試した?さかなで楽しむお家時間緊急事態宣言が出て3週間。皆さんなが~いお家時間をいかがお過ごしでしょうか? あの手、この手で何とか充実した時間を作り出しているとことと思います。 情報番組などを見ていると、皆さん本当に工夫されてます2020.5.1魚を食べるJF全漁連編集部
父の日月間におすすめ!産直・通販水産物こんにちは!Sakanadia編集部です。 緊急事態宣言が解除されたましたが、まだまだ不安が残りますね。 そこで今回も、お家にいながらお買い物ができるネット通販の商品から、“父に日の贈り物にもなる”水2020.6.17魚を食べるJF全漁連編集部
おうちごはんにお魚を?!宅飯&宅飲みにプラス一品JF全漁連の本所は東京のど真ん中、千代田区にあります。 今般の新型コロナウイルス感染拡大を受けて、JF全漁連でも在宅ワーク対応、時差出勤を実施しています。 Sakanadia編集部員でもある広報担当者2020.4.7魚を食べるJF全漁連編集部
【魚×バレンタイン】“意外な”お魚料理で癒され&チルタイムこんにちは!Sakanadia編集部です。 もうすぐバレンタインですね。一昔前までは、バレンタインデーといえば「女性が男性にチョコレートを贈る」のが一般的でしたが、最近はそれにこだわらず、いろいろな楽2022.2.10魚を食べるJF全漁連編集部