【新刊紹介】『島の暮らしを支える漁業と生業』 離島における漁業の現状をレポート

海洋環境と水産業のコンサルタントとして、JFグループや漁業者との関りが深い(株)水土舎(川崎市、麓貴光社長)の乾政秀相談役による新刊『島の暮らしを支える漁業と生業』(青娥書房)が4月7日に発売されました。

乾さんは、海洋環境と水産業のコンサルタント事業を行う水土舎を1990年に設立。20年以上にわたって社長を務め、退任後の2012年から11年半をかけて、本州など日本の主要5島を除く全1万4,120島のうち、橋でつながっていない有人の離島417島の中から322島を調査しました。

この本では、調査した島の中から漁業が盛んな51島、漁業の6次産業化に取り組む28島、東日本大震災で被災した宮城県の9島を紹介。全国の離島における漁業や養殖業、水産加工業、流通業などの現状について、地元JFや漁業者などからヒアリングした内容や、東日本大震災で被災した宮城県の離島の復興状況などが詳細に記載されています。

21世紀前半における離島の水産業の置かれている現状の記録として、後世に伝えることを願って書かれた貴重なレポートです。

▶書籍情報
『島の暮らしを支える漁業と生業』
著者:乾 政秀
発行:青娥書房
定価:6,600円(税込)

  • JF全漁連編集部

    漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebook

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