魚を伝えるひとたち 応募総数45,000!コンクールで魚食発信 2020.3.18 JF全漁連編集部 印刷する JF全漁連の魚食普及活動シーフード料理コンクール審査委員ら(服部 幸應審査委員長)JF全漁連は、漁師が作る漁協(漁業協同組合、愛称はJF“じぇいえふ”といいます)の全国連合会。日々漁師や各地の漁連・漁協をサポートする仕事をしています。 その仕事の一つとして、漁師が生産した魚介類を、消費者の皆さんに美味しく食べていただくための魚食普及(ぎょしょくふきゅう)にも力を入れています。 今回は、そんな魚食普及活動の一環でJF全漁連が2000年度から開催している「シーフード料理コンクール」についてご紹介し、過去の受賞者の今を特集したいと思います。 応募レシピ総数は45,000!本年度受賞作品のレシピブック今年度で20周年を迎えたシーフード料理コンクールには、なんと、これまで45,000を超えるオリジナルレシピが応募されています! このコンクールでは、毎年魚料理のテーマを決めて、レシピを募集しています。日本人の食生活や社会環境に合わせて、魚食をより身近に感じていただけるよう、過去には様々なテーマが出されました。 長年このコンクールの事務局を担当してきたJF全漁連の職員に、「印象的だった過去のテーマは?」と聞いてみると、「25分以内で作るお手軽魚料理」(第11回)、「ハレの日と毎日のお弁当」(第14回)だとか。確かに、お弁当やお手軽料理って、身近だけど、オリジナリティを出すのが難しいテーマですね。 今年度のテーマは、「簡単に作れる 私の一押し!ご当地魚料理」。地元の魚介類やプライドフィッシュを使ったレシピが目立ちました。(2019年度のコンクールは終了しました。) プロを目指す学生、主婦などの消費者が応募実技審査の様子(2019年度)現在、シーフード料理コンクールは、「お魚料理チャレンジ部門」「プロを目指す学生部門」の2部門で募集を行っています。 お魚料理チャレンジ部門には、毎年地域食材を上手に使いこなす主婦や高校生など様々な層が応募してくれます。 今年度農林水産大臣賞を受賞した方は、千葉県の高校生。同じ高校の海洋科と協同学習で学んだ「かつおの食べるラー油」(カツオの身入りラー油)を使ったレシピを披露しました。 プロを目指す学生部門には、調理・栄養を専門的に学ぶ学生さんたちから応募があります。日々の勉強、練習の腕試しとして応募してくれる学生さんも多く、最終審査の実技審査には緊張感と気迫が漂います。 今年の農林水産大臣賞を受賞したのは、北海道の高校で食物調理科に通う1年生。1年生にして大臣賞は快挙です! 当日の様子は、SakanadiaのJFレポートで公開中です。 多くのレシピを生み出し、歴史を残してきたシーフード料理コンクールは、これからも、たくさんの方に魚料理の魅力と楽しさを伝えていきます。 【特集・魚食】受賞者の今「魚を伝えるひとたち」実技審査の様子(2019年度)過去の受賞者の中には、プロとして活躍している方や、地域や家族のために魚食の魅力を伝え続ける方もいらっしゃいます。 Sakanadiaでは、過去の受賞者を取り上げ、魚食の伝道師としての活躍の様子をお伝えしてまいります! ▶【特集・魚食】受賞者の今「すべては家族のために」 広島県・大中久子さん。過去4回受賞。家族を思い料理を作る大中さんが受賞した料理はお惣菜中心。食べる人のことを考え、ひと手間を惜しまない。 ▶【特集・魚食】受賞者の今「相可高校で学び、一流ホテルに就職」 高校生レストラン「まごの店」で有名な三重県立相可高校食物調理科は、シーフード料理コンクールで多くの受賞者を輩出している。その中でも最高賞の農林水産大臣賞を受賞したことがある2名の卒業生を追った。 各回お楽しみに! レシピJF全漁連プライドフィッシュさかなクンJF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
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