SDGsと漁業 国産間伐材のSDGsバッジで持続可能な林業に貢献 2020.6.22 JF全漁連編集部 印刷する SDGsとは?提供:国際連合広報センター皆さんはこの写真のマークをご存知でしょうか?最近、街中でこのマークのピンバッジをつけた方を見かけますよね。 このマークは、「SDGs」(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)のシンボルマーク。 SDGsは、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指すもので、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に盛り込まれました。 貧困や飢餓の撲滅、持続可能な農林水産業や経済成長、質の高い教育などの「17の目標」と、「169のターゲット」で構成されており、先進国、途上国、政府、協同組合、企業などすべての関係者は、SDGs達成に向けて連携した取り組みが求められています。 漁業の取り組み例(JF全国漁青連)漁業とSDGsの関係を考えると、例えば漁師が行う「資源管理」や「海の清掃」などの取り組みがSDGs達成のための具体的なアクションといえます。 ▼日本の漁業の資源管理をマンガで紹介 【漫画でわかる】日本の魚の資源管理 また、相互の助け合いが活動の基本である協同組合は、「誰ひとりとして取り残さない」というSDGsの考え方と親和性が高いとも言われています(「1時間でよくわかるSDGsと協同組合」(発行元:家の光協会)を参照)。 漁業協同組合の全国団体であるJF全漁連も運動方針の中でSDGsに関する社会との連携を掲げています。 SDGsアクションの第一歩に間伐材バッジを木目がおしゃれ。ほんのりヒノキの香り今回は、協同組合の仲間である全国森林組合連合会(以下、全森連)がSDGsアクションの第一歩にピッタリな、すてきな商品をつくったとのことでご紹介したいと思います。 全森連がつくったのは「SDGsウッドバッジ」。国産ヒノキを使用しており、非常に軽く、温かみがあります。 また、「SDGsウッドバッジ」は環境に優しい間伐材を利用しているそうです。 SDGs達成のためのアクションの第一歩に、この間伐材ピンバッジをつけてみては如何でしょうか? 【ご購入を希望される方のお問合せ先】 全国森林組合連合会 系統事業部 販売課 TEL:03-3294-9715 FAX:03-3293-4726 ※「SDGsウッドバッジ」は、10個単位の販売で、1個あたり500円(送料別途) 全漁連職員と全森連職員(写真左から)ちなみに全森連は、森林所有者が組合員となって組織する協同組合の全国組織。日本の国土の約7割を占める森林のうち、私有林に関する森林づくりや森林経営等を行っています。 全森連は、人々が自主的に手を結び、参加と民主的運営のもと共通の願いを実現する協同組合の全国組織として、私たちJF全漁連などとともに、日本の協同組合の連携機構である日本協同組合連携機構(JCA)を構成。持続可能な地域・コミュニティづくりに取り組んでいます。 SDGsJF全漁連編集部漁師の団体JF(漁業協同組合)の全国組織として、日本各地のかっこいい漁師、漁村で働く人々、美味しいお魚を皆様にご紹介します。 地域産業としての成功事例や、地域リーダーの言葉から、ビジネスにも役立つ話題も提供します。 SakanadiaFacebookこのライターの記事をもっと読む
水産業の多面的機能とは?水産業の「多面的機能(ためんてききのう)」とは、「美味しく新鮮な魚を安定的に皆さんに提供する」以外の「水産業がもたらす良い影響」のこと。 たとえば、漁師が毎日海に出ていくことで、海で密漁をする不審船を2021.4.6SDGsと漁業海と魚を守るJF全漁連編集部